July 6, 2006

準決勝:ドイツvsイタリア。あの2点目がいいんすよ、容赦なくて。

●長い大会だと思っていたけど、もう準決勝。なんだかもうすぐ終わると思うと寂しくなってきたり。
イタリア●で、「こういう対決が見たかった」的な対戦実現、ドイツvsイタリア。本来ならイタリアを応援するところなんだけど、ドイツは開催国だからついついドイツ視点で見てしまっていることに気づく自分がいる。クリンスマン監督のオーバーアクションはかなり楽しい。
●お互いに攻守の切り替えが早くて、見ごたえのある試合に。ただ後半30分くらいになってまだゴールが生まれていない時点で、これはイタリアは苦しいなと思った。イタリアはトップのトーニをジラルディーノに交代したけど、徐々に消耗してきてギリギリのところで守るようになっていたのに対して、ドイツは中盤の両サイドにシュバインシュタイガーとオドンコーを投入。もうこれでイタリアはサイドの攻防に耐えられないだろうなと覚悟。が、ドイツ攻め切れず。無得点のまま延長へ。
●延長戦、イタリアは疲れきってたカモラネージをイアキンタに、さらにペッロッタをデルピエロに。さすがに中盤は緩くなって、いつ点が入ってもおかしくない状態に。延長前半ロスタイム、オドンコーのクロスに猛烈どフリーでポドルスキーがヘディング・シュート、しかしボールは枠の外へ。ドイツにとってもっとも悔やまれるシーン。
●もうPK戦だろうと思った延長後半14分、コーナーキックのこぼれ球を拾ったピルロがペナ付近でキープ、グロッソへノールックでスルーパス。これをグロッソがダイレクトでシュートすると、ボールにきれいな回転がかかって、枠の外側から巻いてきて左隅へ。美しすぎる。これがサイドバックの選手のシュートかね。あと1分。最後の奇跡に賭けて攻めに出たドイツに対して、イタリアは容赦なくカウンターアタック、デルピエロがさらにゴールを決めて2-0。こういうときのイタリアってホントに鬼。デルピエロの咆哮につい笑ってしまった。
●ドイツは負けたけど、ワールドカップになると強いっていう伝統は生きてる。前回は印象薄かっただろうけど決勝まで行ってるわけだし。だいたいみんな大会前はクリンスマン監督のことを胡散臭そうに見てたっぽいけど、これだけ内容のある戦いをしてきたんだから褒め称えられるべきかと。


ドイツ 0 - 2 イタリア
至福度 ★★★★
伝説度 ★★★

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