August 9, 2006

ドラマでエルガー、USBメモリーにモーツァルト

●あー、TVドラマ見る習慣なんてなかったのに今週も見てしまった>阿部寛「結婚できない男」。クラシック関係シーンはひとつだけ。自宅で考え事しながら、エルガーの「威風堂々」第1番に聴き入る場面。これだけで指揮者がだれかわかったらクラヲタ王。
●お好み焼きにもウンチク垂れなきゃ気が済まない阿部寛が相変わらず笑える。クラシック度は低まったが、TVドラマ的にはさらに楽しくなってきている。阿部寛の役柄は、仕事はできるし知識も豊富なんだけど、一から十までとことん社会性を欠いたヲタ気質の四十男。これがクラシック好きであるという設定がワタシらには大変すんなり伝わるわけだけど(笑)、これっていいんだろかね。
●ドラマはこの辺にしてクラシック話。先日ネットラジオで生中継を聴き逃したザルツブルク音楽祭の「フィガロの結婚」(アーノンクール/ウィーン・フィル、ネトレプコがスザンナ)、やっぱり諦めるのは惜しくてバルトーク・ラジオのアーカイヴから該当ファイルと思しきものをダウンロード、このmp3ファイルをメモリー・プレーヤーにコピー。で、これを持ち歩いて外で「フィガロ」をまず1幕だけ聴いてみた。いやー、実に楽しい。序曲からしてとても新鮮でワクワクする。しかも(ホントは録音だけど)放送を聴いているっていう実感がある。後日同じ公演の録音がCDで発売されて、それを携帯プレーヤーにコピーして持ち歩いても、きっと同じ楽しみは得られない。なにが違うのかってのは薄々気がついてるけど、少しビミョーな問題があって難しく、でもまあ一言でいえば「流通」の有無の差。

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拍手は指揮者が手を下ろしてから - 日本語版の《魔王》 (2006年8月 9日 06:57)

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