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September 5, 2006

われわれは現実からスタートする。サウジアラビアvsニッポン@アジア・カップ予選

ニッポン!●ラリホーマ! 深夜の試合を生中継で見てしまったら、昨晩ここを更新せずに寝てしまったではないか、もうこれはフテ寝なのか、横になってワタシは呻く、「ウウ、ウウグググ、アル・ドサリめ……」、枕を濡らしながら。ウソ。
●このアジア・カップ予選、公式戦なんだけどなんだか「どうせ予選は通過するでしょ」的な空気が漂ってるのが軽く気になる。アウェイでのサウジアラビア戦、ついに負けてしまったか。結果は0-1。不思議とニッポンはサウジに対して戦績がいいのだが、やはりアウェイとなると苦しい。
●メンバーはこう。GK:川口-DF:加地、坪井、トゥーリオ、駒野-MF:阿部、鈴木啓太(→羽生)、遠藤ヤス、アレックス-FW:巻(→我那覇)、田中達(→佐藤寿)。試合後にオシムがすべてを解説してくれているように、チャンスは十分あったけど、ミスが多かった。でもそう心配する結果ではなくて、内容、サッカーの質、さらには運動量でもニッポンが相手を上回っていた。なんどもあった決定機に決められず、一方向こうは幸運に助けられたゴールをひとつ決めた。よくあることで、これがワールドカップ予選じゃなくて良かったという気もする(それだけアジア・カップの予選は軽く見ちゃうってことでもある)。もし次のイエメン戦に負けたりすると急に大変な事態になってくるが……。
●オシムの会見でおもしろかったのは、「結果として負けたのだから、ジャーナリストの皆さんは怒って、もっときつい質問をしていいと思う」っていうあたり。オシムは教師役になってて、負けた試合なんだから厳しい質問が来るものだろうってジャーナリストに教えてくれて、さらにそういう質問が来た場合に自分が答える回答もしてくれる、「ブラジル代表じゃないんだから、現実からスタートしなければならない」と。一人何役もやってる感じで、選手に対しても日本人コーチに対してもメディアに対してもサポーターに対しても、オシム先生。
●あとニッポン代表のベンチで試合中ずっと大熊コーチがシャウトしていたのがおもしろかった。オシム「エンドー、エンドー」。大熊「遠藤! 遠藤!」「集中!集中だぞ!」「飛び込むな、飛び込むな」「サイド! サイド使え!」「トゥーリオ行くからな! おい、トゥーリオ上げたぞ」「上げろ上げろ!」。大熊さんの役割は通訳なんだろうか裏監督なんだろうか。あるいはダバディ役なのか。オシムがしまいに「うるせーぞ、クマ!」とか言わないかとドキドキ。でも大熊さん、ファンです。

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