June 3, 2007

ニッポンvsモンテネグロ@キリンカップ

ヤタガラス、なぜ泣くの~♪●テレビでニッポンvsモンテネグロ@キリンカップ。会場はエコパ。代表の試合としては久々に空席だらけだったらしい。何年か前から代表の試合の雰囲気が、Jリーグの雰囲気とはかなり違ってきてるのを感じてたんだけど(スタジアムに行くとって話)、試合より選手に注目が集まるのっていまだに健在なんだろうか。ゴール裏はどうかわかんないけど、コーナー付近とかバックスタンドの席なんかだと、女子高生のグループが嬌声を上げてたりだとか、俊輔がコーナー蹴るとみんなでいっせいにカメラを構えて意味レスなフラッシュを焚くとか、そういうJリーグにはないノリのことなんだけど。あと価格設定もなあ。カテゴリー1が8000円、カテゴリー2が6000円、カテゴリー3が4500円……と続くんだけど、それじゃあクラシックのコンサートだろっ!(笑)。サッカーのチケット価格とは思えない。
●で、試合だ。新しい代表の監督が次々と新しい選手を呼んで世代交代を促進させるってのはいつものことだけど、試合を重ねるうちにどんどんと「前代表」の選手たちが戻ってくる、そういうケースを何度も見ている。いちばん顕著だったのはファルカンの代表かなあ。加茂、トルシエ、ジーコ、それぞれある程度はそうなった。オシム・ジャパンも例外じゃないのかなと。突然キーパーに楢崎を初招集してスタメンとか(川口のバックアップが必要ということだったが、「フリダシに戻る」感、大あり)。中田コも稲本も帰ってきた。あ、もう中田コの「コ」は要らないか。
●で、一方で新潟の矢野貴章が初先発とか、鮮度も保たれている。先発はGK:楢崎正剛-DF:駒野、坪井、中澤、阿部勇樹-MF:遠藤ヤス、鈴木啓太、中村憲剛、山岸-FW:高原、矢野貴章。前半はボールも人も動くサッカーですばらしかった。流れのなかから中澤、高原がそれぞれクロスボールに頭で合わせて2得点。後半からは徐々に相手に押し込まれだしたけど、全体的にはたいへん良かったのでは。駒野大活躍、攻撃は圧倒的に右サイド偏重。阿部勇樹が相手を見ながらフォーバックの左に入ったり、スリーバックの中央に入ったりする。
●相手のモンテネグロは「セルビア・モンテネグロ」代表じゃなくて、もう「モンテネグロ」代表。2日前にFIFAに正式加盟したという出来立ての新チーム。会長はあのACミラン他で活躍したサヴィチェヴィッチ。江戸川区と同じくらいの人口の小国ということだが、旧ユーゴはいくらでも人材が出てくる感じ。さすがに今日はホームでもあるし完勝しなきゃいけない相手だと思ったし、事実2-0で勝利。試合終了後、オシムが相手監督と長々とリラックスした表情で談笑していたのが印象的だった。

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