September 20, 2007

22里の道も1曲から

●24時間くらい前、ワタシの妄想力は久しぶりに高まっていた、草サッカーするぞ、ゴール決めるぞ、オレの心のサンチャゴ・ベルナベウが呼んでいるぜ、GOAL夢見れ。ところが今現在ワタシの怠惰な筋肉は傷一つ負わず、足の親指の爪も踏まれていない、ニューボールはピカピカと輝く、なぜなら参加者数最低遂行人数に満たず、予約した都営サンチャゴ・ベルナベウがキャンセルされたから。低まる、フットボール熱。だが、禁誤解、白状する、ワタシは落胆しているというよりは安堵しているというこの忸怩たる現実を。オヤジ力なのか。歌います、モテット「踊るな、喜ぶな、汝老いたるフットボール魂よ」♪ もう走れない。まだ走ってないのに、走れない。息切れる。
WORKS OF IGOR STRAVINSKY●代わりに勇気を振り絞って、CDのBOXセットを開封することにした。もう散々話題になった、例のSONYのWORKS OF IGOR STRAVINSKY、ていうか買ったのにまだ封も開けてないってどういうことか、ストラヴィン好きー。わかっているのだが、一枚一枚買っていればなんでもなくても、BOXセットだとなかなか開かないのだ、フーガ、いや封が。「庭は夏の日ざかり」さんのストラヴィンスキー・マラソンのエントリー読んで、ロナウジーニョの高速またぎドリブルで抜き去られるエルゲラの気分を満喫してた。だが、ついに封を開けたぞ、まずはDISC10のCONCERTOSから。ビバ新古典主義、そしてウェーベルン風のムーヴメンツ。このCD、中のジャケットの作品名のところに作曲年も添えてくれたら良かったのに。22枚の道も1枚から。どうしてなのか、BOXになると開けられないのは。ウチには10年以上開封されていないBOXセットがいくつかあるが、みなさんのところにもあるでしょ。たとえばショルティのニーベ……とか。えっ、ない? それ、忘れてるんじゃなくて? 流し台の下の中華鍋の奥とか、冷蔵庫のキムコの裏側あたりとかに。ハイドンのピアノ・ソナタ全集とかドビュッシー歌曲全集とか。

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●オフィシャル、ブート問わずBOXセットというものがあります。  10CD なん 続きを読む

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