September 26, 2007

映画館でよみがえる「グレン・グールド 27歳の記憶」

グレン・グールド●おっと、そうだった、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を観に行って知ったのだった、グレン・グールドの映像ドキュメンタリー「グレン・グールド 27歳の記憶」が上映される、と。ビバ生誕75周年。といっても上映館はワタシが今把握しているのは銀座テアトルシネマ吉祥寺バウスシアター(ともに10/27より)で、「モーニング&レイトショー」ってあたりに小声で「無慈悲なり」と呟いてしまうのであるが。
●この映像、グールド好きは大半の人がすでに見てるはず。もともとは「グレン・グールド Off the Record/On the Record」として、LDとかVHSで発売されたものだったと思う(えっ、LDって何の略だって? 平成生まれならググってみれ!)。テレビでもきっと放映されてる。で、それが後にDVD化されて発売され、さらに映画館でも上映される。フツーの映画の流通コースから逆流してる感じ。
●映像の内容は? もし未見なら必見。LD時代に見たきりなので、さすがに記憶は薄れているが、バッハのイタリア協奏曲第2楽章を頭グルグルまわしながら芝刈り機みたいになって弾くアレが入ってたんじゃないか。ていうか芝刈り機じゃ意味不明か。シューベルトの交響曲第5番をピアノで弾き出す場面とかも印象的。そしてピアノを弾く陶酔的な姿は、ごく控えめに言って美しい。他のグールドの映像(たとえばゴルトベルク変奏曲)とかと何が違うかって言えば、「27歳」っていう若さなんだと思う。まだコンサートから引退する前のグールド。
●一応言っておくが、これは1時間足らず、モノクロ、モノラルである。料金も上記2館では1200円ってことなのでリーズナブルなんでは。ただ一点モーニング&レイトショーが立ちはだかる壁。まあレイトか。

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