October 3, 2007

アジア オーケストラ ウィーク2007開催中

アジア オーケストラ ウィーク 2007開催中。オペラシティでKBS交響楽団を聴いてきた。韓国を代表するオーケストラ。チャン・ユンスン指揮でショスタコーヴィチの交響曲第11番「1905年」、ピアノのキム・ソヌク独奏でショパンのピアノ協奏曲第1番、あとはお国ものアリラン由来のオーケストラ曲を。ショスタコの「1905年」はある程度覚悟していたけど、大変強烈な演奏で、終演後もしばらく鼓膜にショスタコ印がこびりついて取れなかった。ドンドン、ドドドン、テーハミングッ! あ、スマソ、これ、ショスタコじゃなかった。音楽だけじゃなくて韓国文化全般に感じることなんだけど、ある意味自分たち自身の鏡像を見ているかのような同質性を見て取り、一方で根源的なテンペラメントの違いを感じる。
●ワタシはこの一日だけなんだけど、この後、本日3日に中国の昆明交響楽団、4日にインド=スリランカ交響楽団の公演が続く。なかなかアジアのオーケストラを聴く機会はないので、ワールドカップよりアジアカップな方はどぞ。
●ショスタコを満喫、でもあまりに強靭な音楽を聴いてしまったので、帰宅すると正反対のものを聴いて、中和したくなる。ダウランドとかバードとか、作者不詳の17世紀の音楽だとか。これはカラムーチョ一袋を爆食したら、今度はガリガリ君ソーダ味を食べたくなるとか、そういうことなのであろうかいやなんか違う。

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