October 31, 2007

幻のパヴァッロッティ主演映画「イエス・ジョルジョ」

イエス・ジョルジョルチアーノ・パヴァロッティ追悼~浄土宗大本山増上寺チャリティ野外公演というコンサートがあるそうだ。11月3日に崔岩光、中丸三千繪他が出演。で、このコンサートそのものには行かないんだけど、三部構成の公演の第1部に「パヴァロッティ秘蔵映像・幻の映画『イエス・ジョルジョ』」を上映するってあるんすよ! おお、これは見たいぞ。この映画、日本では未公開だと思うんだけど、マネージャーのハーバート・ブレスリンが書いた伝記「王様と私」でも大失敗作としてネタにされてて、かなり気になってた。
●パヴァロッティが売れまくって大スターになったから、ハリウッドで映画を撮ろうっていうことになる。パヴァロッティが俳優として主演する(歌もうたう)。しかもジャンルはラブコメっぽい。映画でのパヴァロッティの役柄は「オペラ歌手」だ(それ以外になにを演じろと?)。有名なオペラ歌手であるジョルジョはアメリカ・ツアーの最中に声を失う。で、喉の専門医である女医さんのところで診てもらって、二人は恋に落ちる。オペラ劇場の舞台でなら、パヴァロッティがロマンスやラブコメの主役を演じても誰も疑問に思わないだろうが、スクリーン上となるとどうなのか。
●Yes, Giorgioは1982年のラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)のワースト主演男優賞(パヴァロッティ)、ワースト新人賞(パヴァロッティ)、ワースト脚本賞(ノーマン・スタインバーグ)の豪華三部門にノミネートされたが、惜しくも(?)受賞はならなかった。早稲田松竹か新文芸坐あたりで上映してくれないだろうか。

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