June 14, 2008

EURO2008 A組B組 第2戦。そしてグループリーグ順位規定

欧州選手権2008●ヤバいな、こりゃ、EURO2008があまりに盛り上がっててサッカー廃人になりそ。
●A組の第2戦はポルトガルはチェコに快勝して決勝トーナメント進出決定。スイスはトルコに破れ、開催国ながら早々に敗退決定、勝点ゼロ。第3戦で2位の座をかけてトルコとチェコが戦うわけだ。この両者、現在1勝1敗で勝点はともに3。では最終戦、もし引き分けたら、どっちが2位になるか、知ってますか?
●どうもグループリーグ順位規定がはっきりしないなと思って、あちこちのスポーツ系サイトを見たが見つからず、結局EURO公式サイトの大会規定PDFを読んで確かめたのだが、そこにはかなり意外なことが書いてあった。ワタシのおぼつかない英語力で読んだものなので、ちがってたらスマソだが、まず、勝点が並んだ場合は、グループリーグ全体の得失点ではなく、当該チーム間の成績が優先される。
●最初に 1.当該チーム(2チームとは限らない。3の場合もある)間の勝点。それが同じなら、2.当該チーム間の得失点。それも同じなら、3.当該チーム間のゴール数。ここまででも決着がつかない場合、4.グループリーグ全体の得失点、次に5.グループリーグ全体のゴール数で決着をつける。では、それでもまだ決着がつかなければ? 6.ワールドカップ2006予選とEURO2008予選での総勝点を試合数で割った数値、7.フェアプレー・ポイント(何じゃそりゃ)、8.最後の手段「抽選」。
●さて、話を戻してトルコとチェコだ。次の試合に引き分けたとしよう。引き分けなのだから1.から3.の当該チーム間での勝点、得失点、ゴール数は当然同じだ。では4.と5.はどうかというと、実はここまで両者とも2得点3失点なので、やはり同じになってしまう。とすると、6.とか7.みたいな意味不明の規定が活用されてしまうのか??
●いや、そうはならない、たぶん。というのは5.までで決着がつかず、なおかつグループリーグ最終戦が当該チーム同士の対戦だったときにおいてのみ、両者でPK戦を行うというスペシャルな規定がある。したがってトルコとチェコが引き分けた場合は、延長なしでPK戦になるとワタシは解している。録画設定はPK戦まで考慮に入れておこう。
●一方、B組の第2戦、クロアチアがドイツに勝った。クロアチア優勝説が現実味を増してきた(笑)。個々の選手のテクニックが高いという以上に、チームが一つにまとまっているのがいい。もう一つの開催国オーストリアはポーランドと1-1でドロー。ほぼポーランドが勝利を収めていた試合だが、ロスタイムにイングランド人の主審がかなり親開催国的なPKをオーストリアに与えてくれた。元名古屋のヴァスティッチがこれが決めて劇的同点ゴール、最終戦でドイツに勝てば2位になる可能性はある。
●B組の1位はクロアチアで決定。なぜならたとえ彼らが次にポーランドに敗れたとしても勝点6。ドイツがオーストリアに勝てば勝点6で並ぶが、「当該チーム同士の成績」でクロアチアが上回ることになる。得失点差は関係なく、クロアチアの1位が決定している。これで第3戦はベテラン選手や線の細そうなモドリッチなどを休ませることができる。ホントに優勝するかも。

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