September 26, 2008

映画館でグノー「ロメオとジュリエット」

●昨晩は東劇に「METライブビューイング」へ。といっても新シーズンの開幕は11月からであって、昨シーズンのアンコール上映でグノー「ロメオとジュリエット」。「METライブビューイング」はニューヨークのメトロポリタン・オペラの舞台を、高画質な映像で映画館で上映してくれるというもの。今回のアンコール上映は回数も多いので、昨シーズン見たい演目を見逃した方にとっては朗報。もう半分過ぎたけど、上映スケジュールはこちら(PDF)。
メト●前にも書いたけど、「METライブビューイング」は歌手の額の皺の一本一本まで見えてしまうっていうくらい高画質なんすよ。この「ロメオとジュリエット」はアラーニャとネトレプコが歌ってるんだけど、ネトレプコでさえももう若い女性ではないのが見えてしまうほど(が、そんなことを気にしてたらオペラは成立しない)。
●「ロメオとジュリエット」に登場する謎の人物は神父だな。ジュリエットに仮死の薬を与えたのに、その説明を全然ロメオにしてくれないなんて。ちゃんと連絡とか相談をしてよ。社会人になったら、ホウレンソウ、報告・連絡・相談を欠かすなって言うじゃないの。おかげでロメオが早とちりして毒飲んじゃうし。ああ、現代ならケータイのメールでロメオに一報入れられたのに。ていうか神父はどうやってロメオに連絡するつもりだったんだろか。このオペラでは墓場でジュリエットが蘇生した時点では、まだロメオは死んでなくて毒を飲んだ直後なんすよ。このときジュリエットは神父に対して何も思わないものなんだろうか。「しまった、神父にはめられた」とか。ひょっとして犯人は神父? あるいは両家のどちらかが神父を操ってたのか。謎が謎を呼ぶ!(呼びません)。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/1000

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「聴けるかな、電波ラジオでウィーン・フィル」です。

次の記事は「曇天2万歩遠足」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。