November 21, 2008

フランク・ブラレイ・イン・ブルー

●東京文化会館小ホールでフランク・ブラレイのリサイタル。シューベルトの即興曲で始まり、ベートーヴェンの第31番を経由し、ドビュッシーの前奏曲集から何曲か、そして最後にガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」に至るという振幅のあるプログラム。切れ味鋭く、明晰。でも饒舌というよりは寡黙なリリシズムがあって、会場は割りとクールに音楽を味わってた、たぶん。ブラレイ、カッコいいな、なんか笑わないよね、容易には。基本、微妙にブスッとしてて、たまにニッコリしたりすると激しくチャーミングな感じがしたりするんだろうな、いいね、見習おうかな、いやムリなの知ってるけど、でもまず軽く練習してみたりして、ブスッ。
ブラレイ●で、終演後ロビーに出たらそこはぜんぜんクールじゃなくて、とてもホットだった。サイン会に並んでる人、目視で約100名くらい、小ホールなのに。CDが飛ぶように売れている。サインペンを持ってブラレイ、ニコッ。いいな、籠絡されそうだぜ。来日記念盤は「IMPRESSIONS ドビュッシー、ラヴェル作品集」。ブスッとして聴いてみるが、頭の「映像第1集」でニコッとなる、爽快に。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/1041

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「カタールvsニッポン@ワールドカップ2010最終予選」です。

次の記事は「鎌北湖紅葉ハイク」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。