December 14, 2009

神童モーツァルトが弾いたヴァイオリン

モーツァルト・キンダーガイゲ●11日(金)は六本木の国立新美術館へ。ザルツブルク国際モーツァルテウム財団他の主催による記者会見で「モーツァルトの神童ヴァイオリンを聴く会」。当時6歳のモーツァルトが最初に手にしたヴァイオリン「モーツァルト・キンダーガイゲ」の日本初お披露目。楽器は1746年製作で、子供用の4分の1サイズと2分の1サイズの中間の大きさ。オーストリア国外に持ち出されたのはこれが初めてなんだとか。
●楽器を弾いてくれたのは14歳の松本紘佳さん、チェンバロは小林道夫氏。チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調K6および同ニ長調K29の初期作品から抜粋で演奏してくれた。楽器の音は……そうだなー、音そのものがなにかを語るわけじゃないけど、これを実際にモーツァルトその人が手にしていたということを考えるとあまりに歴史の重みがありすぎて非現実的な気分になるというか。演奏した松本紘佳さんの感想は「とても温かい音がする楽器」。
松本紘佳さんと小林道夫氏
●記者会見にはOTTAVAさんもいらっしゃっていて、音声を収録していた。なので、そのときの演奏を少しだけオンデマンドで聴くことができる(OTTAVA amoroso for weekend 12/13 番組なかほど)。ご関心のある方はどぞ。記者会見での録音なので雰囲気だけでも。

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