ドミノ・ピザ
December 27, 2009

映画「のだめカンタービレ最終楽章 前編」

のだめカンタービレ サントラ●映画館で観てきました、「のだめカンタービレ最終楽章 前編」。期待に違わぬ完成度。これはテレビドラマ版にも言えたんだけど、なにしろ話の筋はもうよく知ってるわけなんである、原作に忠実だから。それでも楽しめるというのは、やはりテレビドラマとしての作り込みがしっかりしているから(あ、映画か。でも映画館で観るテレビドラマだな)。思った以上にロマンス要素よりコメディ要素に比重が置かれていて、しっかり笑えた(いちばん笑ったところ→のだめの「空気読め」)。
●曲の使い方がうまい。ベト7が冒頭に使われるのはテレビと同じだけど、ちゃんと頭からやるんすよ。これも効果的。チャイコフスキーの大序曲「1812年」の場面も盛り上がったし、その後の本来歓喜の場面に「悲愴」終楽章をかぶせてのだめ一人の取り残された感を表現する演出も絶妙。終盤も「おっ」と思う曲が出てきたな。
●のだめのピアノはラン・ランが吹き替え。レーベルの枠を超えた豪華ゲスト登場。とはいえこの前編でのだめが弾くのは「トルコ行進曲」のみ。ラン・ランもそれらしくノーマルじゃない弾き方をしてくれている(かなり男性っぽいとは思ったけど)。
●プログラムを見ると、マルレ・オケのプレーヤーで役がついている人のプロフィールが乗ってて、これがかなり多彩。もともと音楽家なんだけど役者もやるっていう人が多いんだけど、たとえばあの気難しいコンマスの人は本業は翻訳家なんだとか。スキンヘッドのホルンの人は東響首席ホルン奏者のジョナサン・ハミルさん。
●千秋の指揮がうまくなってる(笑)。
●リアリズムの観点からはもちろんツッコミどころ超満載なんだけど、これラブコメだから。映画館は親子連れ多数。実写「のだめ」はファミリーで楽しめるラブコメなんすね。

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