May 12, 2010

ダンサック

●草月ホールで「ダンサック」(DANSAQ)という弦楽四重奏とタップダンスデュオの共演による舞台を観た。珍しい組合せ。弦楽四重奏はカルテット・ラティーノアメリカーノ、タップダンスはタパージという藤林真理とオリビア・ローゼンクランツのユニット。そもそもタップダンスというものにまったくなじみがないので、なにをどう共演するのかも想像がついていなかったのだが、舞台左に弦楽四重奏が陣取り、右側でダンスをするという舞台で、曲はレブエルタスの「センセマヤ」(弦楽四重奏とパーカッション用にアレンジしたもの)をはじめ、ピアソラなどラテンアメリカの作品中心。音が派手に出るタップダンスと組み合わさっても衝突が起きないような曲が選ばれていて、またダンスが音楽を上書きしてしまわないような振付け(って言うの?)がされており、耳にも目にもまっすぐに躍動感が伝わってくるエネルギッシュな舞台だった。
●この前、バレエを見たときも思ったけど、ダンサーって肉体的にスゴいっすよね。常人なら相当に負荷のかかる動きを連続的にしているのに、息が切れるみたいな様子を想像させないもの。しかし音楽界に(ワタシらのような)クラヲタがいるように、ダンス界にもダンヲタがいて、あれこれ評したりしてるんだろうか、どこそこのあの場面は動きはキレが不足してるとか、これは伝説級の踊りだから一般参賀したい、とか。一度じっくり話を聞いてみたい。いや、聞いてみたくない(どっちだよ)。
●ピアソラの浸透度ってスゴい、改めて。
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ワールドカップ全試合スケジュール。ワタシはすでに手帳に書き込んだ。6月11日から、手帳がびっしりとスケジュールで埋まった。明らかに非現実的なテレビ廃人スケジュール。そして、あまりにも当然といえば当然なのだが、日本時間午後11時開始の試合よりも、欧州ゴールデンタイムである深夜3時半開始の試合のほうがおおむね魅力的である。要作戦。

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