June 13, 2010

イングランドvsアメリカ。GKのミスで痛恨の失点。

イングランド●アメリカのFIFAランキングって14位なんすよね。くらくら。一昔前はニッポンと同じくサッカー後進国の経済大国っていう位置付けだったのに、いつの間にこんなに差が。ミルチノヴィッチ監督くらいのあたりまでは、ややニッポンのほうが強いかなくらいに思っていたけど、今や隠れた強豪国の仲間入りというか、少なくともイングランドと戦っても五分五分の勝負ができる。次にアメリカでW杯が開催されたら、優勝しちゃうかも。ニッポンがブラジル人をお手本に華麗なリフティング技を練習してる間に、アメリカは堅守速攻の乾いたリアクション・サッカーで鍛えまくっていた、みたいな「ウサギと亀」的結末。アメリカ代表ってファンタジーを追いかけなくてもいいところが強みな気がする(スペインやオランダにとって「美しく勝つ」思想が足枷になることの正反対で)。
●しかし勝つためのサッカーという点ではイングランドもカペッロが監督なんだからひけを取らない。開始早々からイングランドは異様なテンションの高さで飛ばしてきた。4分にジェラードが先制。ただ、試合が落ち着いてからは、むしろアメリカがゲームを支配。40分にデンプシーがグラウンダーのミドルシュート、これをイングランドのキーパー、グリーンがボールを後ろにこぼして失点するという痛恨のミス。1-1。これはどんな名手でも、確率を低くすることはできてもゼロにはできないミス。
●で、スゴかったのはこの直後、キックオフからの場面。それまで押され気味だったイングランドが、突如スイッチが入って(グリーンのミスを帳消しにしようとするかのように)相手ゴールに襲いかかり、サイドバックのグレン・ジョンソンが技巧的なドリブルで中に切れ込んでシュート。これが決まっていたらプチ伝説だった。
●最大のスター、ルーニーにしてもそうだけど、イングランドはみんな放っておいてもチームプレーのできる選手ばかり。アルゼンチンvsナイジェリアのカオス対決の後で見ると、イングランドvsアメリカはモダン・フットボール対決。規律があってハードワークを厭わない。後半の途中からは高地の影響もあってか、両者とも足が止まって「走ったもの勝ち」の根性対決になっていたとはいえ。どちらも決定的チャンスを生かせず、そのまま1-1で終了。ここまで見た中ではもっともレベルの高いゲームで満喫。
●前半31分でイングランドのカペッロ監督は相手の6番にやられていたミルナーを下げてショーン・ライト=フィリップスを入れた。なんという容赦レスな決断力。しかも、この交代が完璧に成功してた。鬼神か、カペッロは。
●アメリカのディフェンダーに「ボカネグラ」って選手がいるんすね。名はシモンじゃなくてカルロス。


イングランド 1-1 アメリカ
満足度 ★★★★
伝説度 ★★★

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/1455

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「アルゼンチンvsナイジェリア。依存症。」です。

次の記事は「セルビアvsガーナ。ジャンプして片手でブロック。」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ