June 19, 2010

ドイツvsセルビア。黄紙10枚。

ドイツ●ワールドカップ、グループリーグは2戦目へ。おおむね、大男たちが並ぶドイツ、しかしセルビアは2メートルのジギッチをはじめたぶんそれ以上に大男そろい。巨漢たちが激しくぶつかり合って、主審(スペイン・リーグの人だっけ?)が出したイエローカードは計10枚。ドイツのクローゼが前半37分に2枚目のイエローで早々に退場処分。たしかにイエローは妥当なファウルだとは思うが、しかしなあ……。
●セルビアの右サイド、クラシッチがよかった。クローゼの退場直後、サイドを駆け上がってクロス、これをファーでジギッチが頭で折り返し、中のヨヴァノヴィッチが押し込んでゴール。きれいに決まった。なんというか、むしろドイツっぽいゴールというか、あるいはバーチャストライカーのハメプレイ風味なゴール・パターンを思わせるというか、練習通りというか。
●しかしドイツはやっぱり強いと思った、このゴールで負けたとはいえ。一人多いセルビアが後半は守って、ドイツがどんどん積極的な選手交代をして攻めるという展開になってしまって。セルビアはもっとボールをつなげれば、あんなに攻撃を受けずに済むし、追加点を奪って楽に勝てたんじゃないかと思うんだけど(というか決定機をつぶしすぎ)、そこを守らせてしまうのがドイツのスゴさなのか。
●セルビアのディフェンダーは2戦連続でペナルティエリア内でハンドの反則。しかもどっちも思いっきり手を伸ばしてボールに触るという意味不明に故意のハンド。わけわからん。PKキッカーはポドルスキ。しかしやや弱気のシュートで、キーパーのストイコヴィッチがセーブ。ポドルスキらしくないというか。この日はとことんついてなかったけど、相手には脅威な選手。
●ドイツがグループリーグで負けたのは24年ぶりだって言うんすよ。強豪国でそこまでグループリーグからがんばる国はいないということなのか。なんだか、らしい。


ドイツ 0-1 セルビア
満足度 ★★★★
伝説度 ★★


●この試合の後、スロヴェニアvsアメリカの試合が続いたのだが、大変おもしろい試合だったはずなのに、途中から寝てしまった! そういえば、スロヴェニアの前の試合もワタシは途中から寝てしまったんすよ。で、思い出したんだけど、どちらもスロヴェニアの選手たちがゴールを決めた後にみんなでする「腰の入っていない阿波踊り」パフォーマンスは記憶があるわけで、どうやらあれを見るとワタシは寝てしまうらしい。なんかそういう「不思議な踊り」みたいなのってドラクエとかになかったっけ? 謎のラリホー効果。
●スロヴェニアが2回踊って、どうやら意外な国が決勝トーナメント一番乗りを果たしたなと思っていたら、目が覚めたらアメリカが追いついていた。


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