June 30, 2010

スペインvsポルトガル。羨望。

スペイン●ニッポンが負けてもワールドカップは続くんである、容赦レスに。で、試合が始まってすぐに羨望。なんて巧いんだ。スペインはもちろん、ポルトガルも。ニッポン戦と同じ日にこんな試合が続くとは。ますます悔しい。でもな、大会全体としてはニッポンはすばらしい戦いを見せてくれたんだから、ヨソ様のサッカーのことなど羨むことはないのだ。あ、なにイニエスタ、そのパスは、うわ、ジャビすげえ、セルヒオ・ラモスまでそんなことを。前言光速で撤回、猛烈に羨ましいぞ、そのサッカー!
●スペインはグループリーグ第一節は貧血でも起こしてるのかと思うような出来だったが、徐々に調子が上がってきているみたいで、見違えるほど強まっている。やっぱり優勝を狙うようなチームはこうなのか。パスが美しく回る。正確。バルセロナ風味。どうしてここにメッシがいないのかと錯覚しそう。終盤にペドロまで入ってくるし。
●しかし前のニッポン戦で呆然としてしまったのと寝不足とで、この試合を落ち着いて見てられない。なんていうかな、フランス大会、日韓大会、ドイツ大会までは「ニッポンが負けてからが、本当のワールドカップ」みたいな気持ちの切り替えができたんだけど、それってやっぱりゲスト参加みたいな気分があったというか、今回は「これで一人前の参加国として認めてもらえた」的な妙な感慨がある分、もとのワールドカップに戻ってこれないというか。
●そういう意味ではちょうどここでベスト8がそろって二日間お休みがあるっていうのはありがたいっすね。選手も疲れてるが、観客も疲れてる。ていうかワタシが(笑)。
●ゴールは後半18分。シャビ・アロンソが縦パスをピシッとイニエスタに入れて、イニエスタは(たぶん)ジョレンテをポストに使おうとパスを出したところ、相手にあたってふたたびイニエスタへ。これをキープしながら横に動いてアウトでスルーパス(!)、これをシャビがダイレクトでヒールで流して(!!)、走りこんだビジャがシュート。キーパーがこぼしたところをもう一度ビジャが蹴ってゴール。なんですか、その異次元のパスワークは。まるでウイイレ名人の神プレイ。1ゴールだけだけど、完勝。


スペイン 1-0 ポルトガル
満足度 ★★★
伝説度 ★★★

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