October 8, 2010

オーケストラ・アンサンブル金沢定期へ

●一泊出張して金沢でオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)定期公演へ(10/6)。指揮は1980年生まれのケン・シェ。日本でも学んだアジア系カナダ人。もう最近どんどん若い指揮者が出てきているから30歳でも特別驚くことはなくなっちゃったんだけど、でもやっぱり勢いのあるフレッシュな人はいいっすね、雰囲気が明るくなる。しかもカッコいい。シューマンの「序曲、スケルツォとフィナーレ」、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(独奏:吉田恭子)、ビゼーの交響曲。爽快、でも端整な秀演。
●OEKの演奏は東京定期やラ・フォル・ジュルネ金沢で耳にする機会は比較的多いんだけど、普段の定期に足を運んだのはものすごく久しぶり。お客さんはよく入っている。年齢層は結構高め。定期公演には3つのシリーズがあって、それぞれ「フィルハーモニー」「マイスター」「ファンタジー」と名づけられている。これは「フィルハーモニー」がオーソドックスなシリーズ、「マイスター」はやや意欲的な演目が並び、「ファンタジー」はジャズありシャンソンありバレエありのクラシックの枠にとどまらないバラエティ枠といったことの模様。相当に幅が広い。また、OEK定期でありながら、ときにはOEK以外の団体が演奏することもある。南西ドイツ・フィルとか兵庫PACオケとか。
●これはよくわかるんすよねー。東京のように一都市に8つもオーケストラがあってそれぞれ定期演奏会を開いてて、しかも来日演奏団体もあるなんていう状況がどう考えても例外的なわけで、中規模の都市ならオケはひとつで十分。でもお客さんは何年も通っていると、だんだん選択肢とか多様性が欲しくなってくる。それを一団体で賄わなきゃいけないからということで生まれた現状の最適解がこの形なんだろう。こういったシリーズ構成に限らず、いろいろなディテールで実情に応じた工夫が感じられて興味深い。
●来年の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」のプランもいろいろなアイディアが上がっている模様。テーマは「ウィーンのシューベルト」と発表済み。

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