October 9, 2010

ニッポンvsアルゼンチン@キリンチャレンジカップ2010

アルゼンチン●新生ザッケローニ・ジャパン、注目のデビュー戦。今回は欧州組も全部呼んだ豪華仕様。アルゼンチンも偉いっすよね、いつもいつもいいメンバーをそろえてくれて。メッシ、テベス、D・ミリートのスリートップに交代出場でイグアインとかディ・マリアとか出てきて、スーパースターだらけ。
●で、メンバーだ。怪我人の影響で自然と世代交代した部分もあるかと思うが、これまでの延長上にある人選で、なおかつ欧州組が中心になっている。GK:川島(→西川)-DF:内田、栗原、今野、長友-MF:遠藤(→阿部)、長谷部、香川(→中村憲剛)-FW:岡崎(→関口)、本田、森本(→前田)
●序盤お互いにミスが多めだなと感じたが、前半19分、長谷部の強烈なミドルを相手GKロメロが弾いたところに岡崎が猛ダッシュして押し込んで、なんとニッポンが先制。おかげでホットな試合になった。香川はニッポンのメッシかというくらいに小気味良い。いやあ、J2時代のセレッソから呼ばれている間は「どして?」と思っていたのだが、ホントにワタシは見る目がないなあ。本田は絶好調とはいえないかもしれないが、レベルの高いプレイを見せていた。というか、みんなW杯効果なのか、アルゼンチン相手に堂々と自信を持ってプレイしているからスゴい。ニッポンが押し込んでいる時間もかなりあったわけで、こういう形で結果を残しちゃうというのは親善試合とはいえ嬉しい。1-0。なんと、勝ってしまった。
●あまり結果に意味はないとしても、この勝利は悪くない。まだ4日間しか練習してないザッケローニに妙な批判とか集まらなくて済むから。代表人気という点でも大事。
●ていうか、この時期の代表戦は、「ガラ」なんすよね。結果にこだわる必要がないし、W杯後の新しいチームだし、集客も必要だし、ということで華やかでOK。特に試合展開上どうということのない「本田がオーバーヘッドでボールをクリア」みたいな場面に「ワーッ」と歓声が上がる、平和な時期。Jリーグとは客層がぜんぜん違う。サポのチャントも声が明るくて若々しい。これがそのうちワールドカップ予選とかになってくると、眉間にしわを寄せたオヤジどもがスタジアムに帰ってくる……。
●代表戦の「四季理論」ってどうかな、四年周期で。今季、つまりW杯終了後のシーズンが希望にあふれる「春」。ガラマッチ歓迎、欧州組とか黄金の中盤とか気分が浮つく時期。で、「夏」にクレイジーな主審と意地悪アウェイによるガマン大会みたいなアジアカップを戦って、「秋」が最大の収穫期ワールドカップ予選で、「冬」が世界との差を見せつけられて極東者として孤独に耐えるワールドカップ本大会。いや、この前の大会は活躍したけど。

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