December 17, 2010

2つのラジオ収録

●たまには日記みたいなことを書いてみる。
古ラジオ●今週はラジオの収録が2つあった。ひとつは新潟の毎週土曜23時 FM PORT 79.0MHz「クラシックホワイエ」。こちらは自分がナビゲーターなので一人でしゃべる。一人しゃべりに自信がないワタシとしては毎回四苦八苦していたのだが、ほんの少し慣れてきたような手ごたえも感じた。問題はどこまで事前に原稿を作るかということで、一字一句まで作りこみすぎても逆に作らなさすぎてもマズいようなんである。が、ともかく、当面はかっちりと事前に構成を作りこんでおいて、それにどこまで依存するかは収録時に判断するという方向でやってみることにした。選曲面でも当初よりおもしろくなってきているはず。なにより経験が大切。なんでもそうだけど。
●もうひとつはTBSラジオで今月始まった新番組「村田製作所Presents ミミガク」へのゲスト出演。なんと、えのきどいちろうさんの番組だ。テーマは「第九」ということで招かれたのであるが、こちらはラジオを知り尽くしているえのきどさんがいて、さらにアナウンサーの秋沢淳子さんがいるのだから、進行面に関してはワタシはなにも考える必要がない。投げられたボールを打ち返す……いや蹴られたボールを蹴り返すまで。ただし、完全にフリートークなのだ。事前に作りこむことができない。文字原稿を書くときのように、いちいち資料を調べて確認してから書くとか、書いたことを著者校正してまちがいを訂正するとか、そういうことはできないわけだ。その場でポンポンと反射神経で返していくしかないし、必ず想定外の方向に話が進む。これは活字媒体出身者としては恐怖体験だ。収録中に「えっと、それはこの資料で確認したいので何分か待ってくださいね」(パラパラ)なんてわけにはいかない。おまけに緊張もする(これも経験が必要なのだろう)。割り切って、まな板の鯉のように覚悟を決めるしかない。そういう役回りを喜んで引き受けるのが仕事なのだから。
●でも目の前にえのきどさんいるんすよね。だったらワタシは「第九」よりサッカーの話をしたいぞ(おいおい)。しかしそうもいかない。だからせめてこうしようじゃないか。ウチの本棚から「サッカー茶柱観測所」を探し出して持参した。忘れないように収録中もずっとテーブルの上に置いておき、最後にえのきどさんのサインをいただいた。お宝ゲット。放送は日曜日の21時00分~21時30分。

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