ドミノ・ピザ
December 21, 2010

OEKのバレエ「くるみ割り人形」

●金沢に来ている。オーケストラ・アンサンブル金沢(以下OEK)の定期公演でチャイコフスキーの「くるみ割り人形」。そう、ここはオケの定期公演でバレエをやるんである。これは東京の人にはピンと来ないかもしれないが、人口45万人の街がオケを一つ持つんである。そこががんばって定期会員を集めたら、それとは別口でバレエもオペラもというほど客層に奥行きはない。一つのオケがいろいろな役割を担う。その代わり、オケの定期を複数シリーズに分けて、そのなかの一つでバレエなどバラエティ色豊かなものをやる。お客さんにとってもこれはありがたい仕組みのはず。一つしかない演奏団体から、複数の選択肢を得ることができるから。
●会場はいつもの石川県立音楽堂。ピットがないので客席の前方をつぶしてオケを入れる(するとその席数分だけ定期会員のお客さんが入れなくなる理屈になる。どうするか……実は2公演あるので振り分けれるのだ! 普段の定期は1公演のみ)。通常のバレエと異なり客席からオケがよく見える。響きもピットから聞こえてくるのとは少し違う。かなりシンフォニックなバレエになる。
●で、バレエはドイツ・エッセン市立歌劇場バレエが客演。ただし、これに地元の特別編成バレエ団が加わる。「くるみ割り」は兵隊さんとかネズミ軍団とか妖精さんみたいな人とか登場人物が多いので、出演者数は軽く100人を超えるんじゃないだろうか。おまけに児童合唱も入る。外来バレエ+地元バレエ+OEKという最適解が2公演分の集客を可能にしている。バレエなので、普段の定期とはまったく違うお客さんに音楽堂に足を運んでもらえるという効果も見逃せないだろう。そういう意味ではオケが目立つバレエ公演っていうのは理にかなっているのかも。
●OEKは普段の定期も同一演目で2公演できるようになったらいいっすよね。
●翌日すぐに帰京して通常モードに復帰予定。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/1607

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「寒空ライヴ・ウィーク」です。

次の記事は「あの人たちのクリスマス」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ