January 5, 2011

続・作曲家アニバーサリー2011

昨日の作曲家記念年を改めて眺めてみる。マーラー没後100周年は昨年の生誕150周年と合わせて2年越しですでにお祭りが始まっている感あり。生誕200周年を迎えたリストは、マーラーと並んで、今年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」でテーマ作曲家になる。ピアノ曲が多いからそうでなくても聴く機会は多いか。
ニーノ・ロータの交響曲●映画音楽の巨匠バーナード・ハーマンとニーノ・ロータがともに生誕100周年というのもなにかありそう。バーナード・ハーマンはサロネン指揮LAフィルのCDがあったっけ。一方ニーノ・ロータにはムーティ指揮ミラノ・スカラ座フィルの名盤がある。彼は純クラシック(?)作品もたくさん書いていて、交響曲やピアノ協奏曲、チェロ協奏曲など録音は結構ある。
And God Created Great Whales●アラン・ホヴァネス生誕100周年は祝ってもらえるんだろうか。ホヴァネスは交響曲を多作していて、交響曲第67番まで書いた。彼は20世紀のもっとも多作な交響曲作家だったが、フィンランドの多作王レイフ・セーゲルスタムに抜かれた(とホヴァネスの公式サイトにも書かれている。なにしろセーゲルスタムは200曲を軽く超える)。ホヴァネスで比較的話題になる曲といえば、ザトウクジラの鳴き声のテープを用いた管弦楽曲「そして神は偉大なる鯨を創りたもうた」と、フリッツ・ライナー指揮の録音が残る交響曲第2番「神秘の山」あたりだろうか。
●今年の大晦日は「ホヴァネスは凄い! アラン・ホヴァネス交響曲全曲マラソン」です(ウソ)。

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