Newsの最近のブログ記事

February 5, 2012

ナントでラ・フォル・ジュルネ開催

●ナントのラ・フォル・ジュルネは今まさに開催中。今日が閉幕日かな。公式ガイドブックや音楽誌他のために日本からも取材陣が訪れている。LFJ公式レポートブログも快調に更新されているので、ぜひご覧いただければ。ちなみに現地はかなり寒くなっているようで、雪が積もったとか。
●例によって arte.tv (映像)と france musique (音声)で公演の模様をオンデマンドで楽しめる。arte.tvでストラヴィンスキーの「きつね」をやってるル・バルコンっていうアンサンブルはなに?
●やはりテレム・カルテットが出演しているんすね。バラライカ、バヤンらによるロシア民族楽器カルテット。テーマが「ロシアの祭典」だからきっと活躍すると思ってた。

February 2, 2012

ORF/LFJ

●ORFのオンデマンドで聴けるヘンゲルブロック指揮北ドイツ放送交響楽団、ライスハレでのライブ。後半のハイドンの交響曲第104番「ロンドン」が強烈すぎて笑ってしまった。この終楽章、なんなの?(笑)。例によって期間限定公開、たぶん日曜まで。
●↑このページを見るとドイツ語での第104番の愛称は「ザロモン」なんすね。
●2月1日よりナントのラ・フォル・ジュルネ開幕(ワタシは今年は行きません)。france musique の特設ページができている。オッコ・カム指揮ラハティ交響楽団なんていうのがあるんすね。なんだ、このニコラス・アンゲリッチのブラームス:ピアノ協奏曲第3番ってのは。作品26ってピアノ四重奏曲第2番か。でもそれロシア関係あるんだっけ。(→プロコフィエフをブラームスって誤植したのか!)

February 1, 2012

「N響アワー」から「ららら♪クラシック」へ

●「N響アワー」が3月で終了することを惜しむ声、多数。たしかにTwitterを見てても、「N響アワー」の放送時間になると大勢の方々がこの番組を話題にする。生中継でもないのに、これだけリアルタイムで反響があるというのはスゴいなあと思っていた(Twitterでみんながいっせいに盛り上がるのはテレビ。SNSはテレビが依然娯楽の王様であることを教えてくれる)。
●「3月で終了の長寿番組 N響アワーの次は、石田衣良が登場!」(ザ・テレビジョン)ということなので、クラシック番組がなくなるわけではなく、「ららら♪クラシック」が新たにスタートする。今のところワタシの周囲からはこの番組への期待の声はあまり聞こえてこないのだが、決して侮れないと思う。司会が誰であろうと番組の企画構成次第なわけだし。
レレレ●新番組のテーマ曲はなんすかね。もしこれが「れれれ♪クラシック」だとしたらテーマ曲はオネゲルの「3つのレ」かなと思うんだけど。
●「げげげ♪クラシック」でもいい気がする。

January 27, 2012

来月のレイチェル・ポッジャー「トリフォニーホール・バッハ・フェスティバル2012」

ポッジャー・フェス●2月18日と19日の週末は、レイチェル・ポッジャー「トリフォニーホール・バッハ・フェスティバル2012」が開かれる。これ、普通のコンサートかと思ってチラシを見たら、2日で7公演もあるんすよね。初日は11:00開演から18:30開演までの4公演、二日目は11:00開演から15:30開演までの3公演。もちろんポッジャー一人で全部弾くわけではなくて、ポッジャーのヴァイオリン・ソロ(+α)、チェンバロのディエゴ・アレスの「ゴルトベルク変奏曲」、ポッジャー+ブレコン・バロックのコンチェルトといろんなパターンがあっての7公演。
●両日とも最後の公演がコンチェルト。曲目はそれぞれ違う。二日目のほうがテレマンが一曲入っていて楽しそうだが、初日の演目も捨てがたい……。ディエゴ・アレスの「ゴルトベルク変奏曲」のみが両日共通プロ。ポッジャーのソロは全部聴けば無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータをコンプリート可。うーん、これはパズルみたいだぞ。両日通すなら悩みはないが、片方だけ行くとすると、どちらのどの公演を選ぶのがベストか……。
●その週末はほかにもたくさんの公演があるから(N響、新国、二期会、イザベル・ファウスト等々)、なんなら別のホールの公演と組み合わせてハシゴするという手もあるわけだ。勝手音楽祭、みたいな。

January 26, 2012

上岡敏之指揮読響のモーツァルト&マーラー

●昨晩は上岡敏之指揮読響定期へ(サントリーホール、25日)。モーツァルトの交響曲第34番ハ長調とマーラーの交響曲第4番(キルステン・ブランク独唱)。大らかでロマンティックなモーツァルト。指揮は踊るよう。左手で背後のバーをつかんで右手の指揮棒を第一ヴァイオリンに向かって差し出すと、片足がぴょこんと上がる。近くに座っていたおばさまが「あら、おっほっほっほっ」と小声で笑った。いいじゃないすか。
●後半のマーラーは期待通りの?上岡節が炸裂。自在に動くテンポ、頻出するポルタメント、ピアニシモの強調。ほかの誰からも聴けない独自のマーラー。おもしろい。第3楽章の終わり、ゆっくりゆっくり静かに終わって、すぐに第4楽章に入らずに普通の楽章間のように間を置いた。
●現在のスタンダードからはかなり距離があるから「変わっている」と感じるが、マーラー当人がメンゲルベルクによる指揮を高く買っていたのだとすると、なにがオーセンティックでなにが異端なのかはわからない。
●テレビ入っていたので、いずれ日テレで放送するかと。
●マーラーの第4番。真摯で美しい曲だけど、グロテスクで怖い曲でもある。第1楽章冒頭の鈴は「かわいい」じゃなくて、「怖い」。R・シュトラウスは「なんちて」が付く作曲家だけど、マーラーは常に「マジ」。マジな人のユーモアは怖い。R・シュトラウスだったら「ティル」でも「ドン・ファン」でも最初の数小節で愉快な気分になり「ワッハハハハハ」と笑える。「死と変容」みたいにマジメくさっても「ふふふ」と笑える。マーラーが笑うと怖い。泣いたりわめいたりしてくれているほうが安心できるタイプ。

January 20, 2012

今週足を運んだコンサートから

●昨日19日(金)はスラットキン指揮N響へ(サントリーホール)。ジャン=ギアン・ケラスがルトスワフスキのチェロ協奏曲を弾いてくれた。この日のプログラムはすばらしい。ロッシーニの「どろぼうかささぎ」序曲、ルトスワフスキのチェロ協奏曲、ショスタコーヴィチの交響曲第10番。一見、ロッシーニだけが作品的に浮いているようにも見えるが、「どろぼうかささぎ」が「小間使いが盗みの濡れ衣を着せられて死刑宣告を受けるが救われる」という権力者による抑圧を描いた作品とすれば、政治的色彩の濃いルトスワフスキ作品、スターリンの死去の後に久々に発表されたショスタコーヴィチの交響曲へときれいに流れは通っている。冒頭両サイドに配置された小太鼓は死刑執行の合図なんだろうから(←といいつつこのオペラは見たことないんだけど)。
●ケラスは先日のアルカント・クァルテットのときに続いて、アンコールで「どうもありがとうございます」と日本語で甲高く発声して、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番のサラバンドを弾いてくれた。
●こういったプログラムだと、客席は熱狂的に喜ぶ人とそうでない人に分かれやすい。盛大なブラボーにはこのプログラムを組んでくれたことへの感謝の意が込められていたと思う。
●17日(火)はオペラシティの〈コンポージアム2011〉サルヴァトーレ・シャリーノの音楽。2011というのは本来昨年に予定されていたのが、地震で延期されたから。シャリーノの「オーケストラのための子守歌」、フルートとオーケストラのための「声による夜の書」、「電話の考古学─13楽器のためのコンチェルタンテ」、「海の音調への練習曲─カウンターテナー、フルート四重奏、サクソフォン四重奏、パーカッション、100本のフルート、100本のサクソフォンによる」が演奏された。客層がスゴく若い。大半が自分より若いので、普段のクラシックのコンサートと雰囲気がまったく異なる。既存の楽器から想像外の響きが次々と聞こえてくるバラエティ企画。たとえば「寝息」とか「電話の着信音」とか。最後の曲は本当に100人ずつはいなかったとは思うが、舞台が大量のフルート奏者とサクソフォン奏者で埋め尽くされるのは壮観だった。彼らのキーノイズでザーッと「雨」が降る。畏れつつ、へんなりと笑う。

January 17, 2012

上岡敏之指揮読響、アルカント・クァルテット

●16日(月)は上岡敏之指揮読響のR・シュトラウス・プロ(オペラシティ)。「死と変容」、四つの最後の歌(アンナ=カタリーナ・ベーンケ)、「ドン・ファン」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」という演目で楽しみにしていたのだが、期待通りのすばらしさ。「ティル」や「ドン・ファン」の豪快さに胸がすく。個人的に鳥肌度の高いのは「死と変容」。
●前にシュトラウスは「なんちて」が付くっていう話をしたけど、「死と変容」もまさに「死と変容、なんちて」なんすよね。死に瀕して抗いながらも打ち破れ、肉体は朽ちるが魂は天界にて浄化される、なんていう深遠なテーマをエンタテインメント性の豊かな管弦楽作品に仕立てる25歳の若者。いかがわしいものほど真摯さを必要とする(そしてマジメなものほど笑いがほしくなる)。上岡シュトラウスは真摯で饒舌だった。「死と変容」はこうでなくては!(←誰?)
●「死と変容」を「使徒変容」に変換したがるウチの新世紀MS-IME。
●15日(日)はトッパンホールでアルカント・クァルテット。バルトークの弦楽四重奏曲第6番、ハイドンの弦楽四重奏曲ロ短調Op.64-2、ドビュッシーの弦楽四重奏曲。異次元のうまさ。ヴィオラのタベア・ツィンマーマンの存在感がすさまじい。アンティエ・ヴァイトハース第1vn、ダニエル・ゼペック第2vn、ジャン=ギアン・ケラスvcの豪華メンバー。後半がドビュッシーだけでやや短いなと思ったが、アンコールで3曲。クルタークのカプリッチョ、ブラームスの弦楽四重奏曲第3番第3楽章、バッハ「フーガの技法」からコントラプンクトゥス1。アンコールの曲名をケラスが甲高い声の日本語で告げて、軽く萌える。
アルカントのドビュッシー他●そういえばアルカントのドビュッシーは前にCDを買ったきり、ずっと積んだままになっているのだった。聴かねば、聴きたい、聴こう。なぜか得した気分になるという謎。


January 15, 2012

フライブルク・バロック・オーケストラ来日公演

●今回が初来日(!)となるフライブルク・バロック・オーケストラを聴いてきた(11日オペラシティ、14日三鷹市芸術文化センター)。演目はバッハの管弦楽組曲全曲。3番、2番、休憩をはさんで1番、4番と、にぎやかな曲を両端に。2番のみ弦楽器各一名の最小編成。至福のバッハ。弦も管も太鼓もみんな本当にうまい。生気と躍動感に富んでいるけど、ぜんぜん過剰でもアグレッシブでもない。饒舌なバロック・アンサンブルも大好きだが、節度が保たれたバッハももちろん吉、圧倒的に。
●音楽監督はヴァイオリンのゴットフリード・フォン・デア・ゴルツ。体の向き、動き、視線、いろんな手段を使って盛んに意思疎通を図りながらアンサンブルを統率する。こんなにリーダーシップをとってるんだ。でもリーダー以外も演奏中のメンバー間コミュニケーションが多い。顔を見合わせて「ニコッ」とか、まるでおしゃべりしながら演奏してるみたいな感じが伝わってくる。
●フライブルク・バロック・オーケストラって、今までヘンゲルブロック時代の録音をもっぱら聴いてたんすよね。だからヘンゲルブロックの印象が強いんだけど、もうそれってすっかり過去っぽい。だってオフィシャルなプロフィールを見てもヘンゲルブロックの名前が載ってない。公式サイトにもない。まるで黒歴史だったみたいな扱いで、それもなんだか落ち着かないんだけど。

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