February 14, 2011

宮市サカティブリュッヘン

●フェイエノールトの宮市亮、初ゴール。これは震える。まだ18歳、これから高校卒業する選手が直接欧州有名クラブに行くんだからスゴい時代になった。実はこれの前の試合の映像が衝撃的で、望めばいつでも相手選手を置き去りにできてしまうかのようなスピードはまさに日本のメッシ。ドリブルで簡単に抜ける一方で、その後の展開がうまくいかないという粗削り感も半端ではない。あっという間にスターになるかも。相手のフィテッセにガンバ大阪から移籍した安田理大がいるのもなんだか感動。
●海外組が多くなって、だれがどこにいるのかよくわからなくなりつつある。えー、マリノスから移籍した坂田大輔はギリシャのアリスで88番背負ってます。早くゴールできますように。
●ブリュッヘン/新日本フィル「ベートーヴェン・プロジェクト」第2回は交響曲第4番&第5番(11日)。第1回以上におもしろかったし、前から順番に聴くという意義を実感できた。特に第5。この曲がどれほど規格外の曲であるかを再認識。第1楽章冒頭の有名すぎる主題の強烈なヘンテコ感。こんな交響曲の始まり方ってあるんだろか。第3楽章から終楽章へと向かってオーケストラを先導するティンパニは陣太鼓に聞こえる。第4楽章の狂騒ぶりはすさまじかった。これはブリュッヘンが気分でオケを煽ったとかいうのではなくて、この曲はこういうものという「設定」なんすよね。この楽章でピッコロ、トロンボーン、コントラファゴットが加わることの違和感というか、反則感も伝わってくる。そしてコーダの過剰な饒舌さ。妙な曲だな。こんなことをやってるんじゃ9番目の交響曲で合唱まで導入したくなるのもムリないか。怪異な曲ばかり書きやがって。的な同時代感を仮想的に満喫しながら次の回も楽しむしか。

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