March 2, 2011

FacebookとTwitter

●二日ほど前から、さりげなく(しかし内部的にはそこそこ大工事をして)当ブログの各記事に「いいね!」ボタンを設置した。これは例のアレだ、最近みんなが猛烈な勢いでアカウントを取得し、なおかつ遠巻きに眺めているという(?)Facebookの「いいね!」ボタンなんである。Facebookのアカウントをお持ちの方は「いいな!」と思ったら気軽に「いいね!」を押してくれると嬉しい。「いいな!」と思わなくても「いいね!」してくれたらさらに嬉しいのだが、そこまでは言わない。ちなみにいったん「いいね!」しても、「やっぱりヤだね!」と思ったらいつでも取り消せるので、気が変わりやすい人も安心(笑)。
●「おいおい、つい先日Twitterとかいうのが話題になったら、今度はFacebookかよ、なにが違うんだ!」と思われる方もいるかもしれないので、少し説明しておこう。両者はソーシャル・ネットワークという点では同じだし、利用者層もほとんどそっくりと思われるのだが(参照データ)、いくつか違う点がある。Twitterは一対多、多対多のコミュニケーションを楽しむのにより適していて、誰のアカウントでも一方的にフォローすることが可。ワタシの感覚では「大部屋」のノリ。大部屋にみんないて、その中には近い人も遠い人もいる。そして、人と人が新たに知り合うことができる。
●たとえば、ワタシが仕事でお世話になったレコード会社のAさんがいるとしよう。ワタシはTwitter上でAさんとしばしばやり取りをする。一方、ワタシがネットを通じて知り合った個人的な友人のBさんがいるとする。ワタシとBさんともやり取りが行われる。するとそのうち、Twitter上でAさんとBさんのやり取りが生まれ、しまいにはすごく仲良くなってしまったりする。ワタシはAさんのことをよく知っているし、Bさんのことも知っている。でもAさんとBさんには直接の接点は何ひとつなかったし、会ったこともないのに。Twitter上でこういう場面をもう何度も目にしていて、その度に少し感動する。
●一方、Facebookは「学生寮」みたいなところに各々が「個室」を持つイメージだ(とワタシは感じている)。Facebookの基本的機能は、リアル社会にあるソーシャル・ネットワーク(社会的ネットワーク)を、そのままネットに移動させるところから始まっている。だから、大半の人が実名で参加するし、Facebookという名の通り、顔写真を載せることが推奨される(顔写真がないと同姓同名と容易に見分けがつかない)。いつもはみんな個人情報に神経質なはずなのに、Facebookでは仕事や学歴や居住地や連絡先、ときには信仰や交際状態まで堂々とプライバシーを見せる。というのも、すでに知っている人が相手だから。(見せる相手はある程度コントロールできる。たとえば「友人の友人まで」といったように)。Facebookのサイトの若葉マークをクリックするとこう書いてある。

Facebookは実際の知り合いや同僚、家族とオンライン上でもつながり、関係を深めるためのサービスです。ですので、無差別にリクエスト申請をしたりリクエストを受け付けるのは間違った使い方です。

●ふーむ、そんなの日本の社会で受け入れられるかな、みんな実名に抵抗があるだろうし、大体SNSで同僚とつながりたいヤツなんているかぁ?と、少し前までは疑問を感じていた。でも大勢の人が押し寄せてきているのを見ると、もうそんな段階でもないのかなという気もする。Twitterとの使い分けもなんとなくわからなくもない。
●なわけで、まずはあれこれ試してみよう。

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