March 30, 2011

ニッポン代表vsJリーグ選抜@東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ

ニッポン!●代表戦が中止になり、会場を大阪・長居スタジアムに移して、ニッポン代表vsJリーグ選抜。国外の代表チームは来てくれなかったので、こんな形の開催となったわけだが、結果的に一人の男が伝説を生んだのだから、これでよかったんだろう。ザッケローニはちゃんと来日してくれた。
●代表とJリーグ選抜の顔ぶれを見てると、どっちが代表なのかわからない、とまでは言わないが、J選抜のほうが「代表感」があったりする、中澤もトゥーリオも大久保も中村憲剛もいるし。中村俊輔も佐藤寿人も小野伸二も小笠原満男も駒野友一も楢崎正剛も川口能活もいる。それでいてハーフナー・マイクがいたりする。梁勇基も関口訓充もいる。
●でも結局キング・カズなんだな。後半17分に途中出場。後方からのロングパスにトゥーリオが頭で落として、ラインを抜け出たカズがキーパー東口との一対一に。間を詰められシュートコースはほとんどなかったと思うが、右足でゴール右隅をしっかり狙って軽くボレーしてゴールを決めた。約束通りカズダンスを踊ってくれた。カズ・コール。懐かしい。完璧すぎる。44歳すよ。新たなキング・カズ伝説が誕生した。
●そんなわけで代表のほうはすっかりかすんでしまったが(2-1で勝ったんだけど)、ザッケローニは3-4-3の3バックをテストしていた。今回は問題なく各欧州クラブの協力も得られて、ベストメンバーをそろえることができ、なおかつ結果は問われようがないという稀有な状況だったので、今しかできない試みをしたということなんだろう。3-4-3の中盤の4に左に長友、右に内田という攻撃力のあるサイドバックの選手を置くという形なんだけど、どうなんすかね、攻めてるときはいいけど押し込まれたときにキツいかもしれない。ゴールは遠藤の芸術的なフリーキックと、岡崎。
●でもまあ、カズのゴールに尽きる。これがなかったらかなり微妙な試合になっていたはずなんだが、キングのシュート一本がすべてを救ってくれた。筋書きを用意したってこうはいかないだろう。
●ハーフナー・マイクはなにもできなかった。でも見てるよ、ワタシは。応援してる。

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