May 9, 2011

LFJ新潟と鳥栖、そしてヴォーチェス8

●東京のLFJが終わって、この週末はLFJ鳥栖、LFJ新潟がそれぞれ成功を収めたようだ。現地からの反応を見ても、初開催の鳥栖はかなり盛り上がった模様。きっと東京とはぜんぜん別種の楽しさがあったんだろうなあと想像する。食い物充実度も高そうで「食のシンフォニー」とか見てるとうらやましくなる。
ベートー弁当●あとLFJ新潟は「うんめぃ広場」があって、そこで「新潟のおいしいものがぎっしり詰まったベートー弁当」が売ってるっていうんすよ。すばらしすぎる。「うんめぃ広場」に「ベートー弁当」っすよ! 東京はネオ屋台村とか名乗って気取ってる場合ではない。来年は地上広場を赤の広場と名づけるしか。
●忘れないように書いておくと今年東京のLFJで印象に残ったアーティストナンバーワンはヴォーチェス8。なにがすごいって、毎日猛烈な勢いであらゆる場所に出演しまくって、それでいてずっとにこやかだったこと。彼ら、何ステージこなしたんでしょう。前夜のスペシャルコンサートから始まって、3日間で有料公演の出番が5回、それに加えて少なくとも4日は当日発表で展示ホールで1回、地上広場で1回、5日は地上広場で1回。さらにOTTAVAのサテライトスタジオにも4日と5日に出演してトトロ歌ったし(器楽奏者ならインタビューを受けるだけで済むけど、ボーカルアンサンブルだと歌うことになる!)、3日はエリアイベントとしてマルキューブでも1回出演している。
ヴォーチェス8
●こんだけ歌わされたらヤになりそうじゃないすか。ところがヴォーチェス8はずっとニコニコしながら「初めて日本に来ることができて嬉しい!」という顔で歌いまくった。いくら若くても疲れてないはずないと思うんだけど、1mmもそんなそぶりを見せずに、最後の最後まで朗らかにしていた、8人全員で。
●舞台芸ってこういうことなんすよね、きっと。お客のほうはいつだって一期一会、初めてのヴォーチェス8体験なんだもの。「トトロ」とか、仮に飽きるほどやってたとしても、毎回「ほらほら、みんなの知ってる歌、うたっちゃうよ、この曲って楽しいよね(ニコ!)」って歌うから、お客さんが目を輝かせる。ヴォーチェス8への好感度がマックス高まった。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/1697

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「「ラ・フォル・ジュルネ」2011、東京は閉幕。来年のテーマはロシア音楽を予定」です。

次の記事は「EUフィルムデーズ2011」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ