June 2, 2011

ニッポンvsペルー代表@キリンカップサッカー2011

ニッポン!●欧州のシーズンが終わったらキリンカップ。日本代表の選手の大半がJリーグでプレイしていた頃は、この大会はシーズン中の日本選手がシーズンオフに入った海外選手と戦う大会だったんだろうが、ニッポン代表にも海外勢が増えて雰囲気が変わった。この時期なら誰でも自由に呼べるので、顔ぶれは華やか。インテル長友が最大のスタートして凱旋帰国するという夢みたいな現実。本田、長谷部、岡崎、内田、吉田、槙野らに加えて久々に安田理大(オランダのフィテッセ)も。細貝もいる。一方で新鮮な選手としては西大伍、関口訓充が先発。宇佐美はベンチ。バイエルン・ミュンヘンに行くの?
●ニッポンだけメンバーを。GK:川島-DF:伊野波(→森脇)、栗原、今野、安田(→興梠)-MF:遠藤、長谷部(→細貝)、西大伍(→本田)-FW:岡崎、前田(→李)、関口(→長友)。なんかこれだとぜんぜんわからんすよね、途中でシステム変更してるから。つまり先発はザッケローニ得意の(?)3-4-3を試して、後半からはいつもの4バックに戻した。
●新しい選手、システムをテストするための試合で、結果は0-0。終盤、ペルーは猛攻を見せて、彼らのクォリティの高さを証明した。やはり3-4-3は今のところはあまりスムーズには機能しないし、魅力も感じない。3バックだと普段に比べてセンターバックが一枚増えることになるんだけど、日本人にこのポジションはそんなに人材豊富というわけでもないし、逆に4バックにしかないサイドバックはかなりタレントがそろっている(日本はどこも4バックだから)。なのにわざわざサイドバックのポジションを一つ上に上げて使うというのももったいない気がする。ザッケローニとしてはあくまでオプションとして3-4-3を持っておきたいので、結果が問われなくてなおかつ選手を自由に呼べるこの大会で試したかったんだろう。
●昔から日本のサイドバックはブラジル調というか、攻撃的で縦にスピードのある選手が好まれるんすよね。欧州だとサイドバック兼センターバック型のタレントも多いじゃないすか。屈強で当たりの強いタイプの。だから3-5-2がはやった時代でも一段前の5のポジションにサイドバックを置いたりしてたけど(相馬&名良橋時代とか)、なんかこの方式って中盤で損してセンターバックで損するみたいな気がするんだけど、どうなんでしょ。単にスペクタクルが減るからヤだってだけかな。
●なお、結果が引き分けだったので、ニッポン代表はまたしても「非公式サッカー世界王者(UFWC)」のタイトル防衛に成功した。UWFCのサイトにもマッチ・レポートが載っている。

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