September 26, 2011

秋分クセナキス、仏滅マリノス

●そういえば今年はシルバーウィークって言わないのか。暦の上では2週連続で三連休が続いた。土日月と金土日だったので、間にはさまれた平日3日間の肩身が狭そうに見える。
●23日(祝)は白寿ホールで大井浩明(ピアノ+モダン・チェンバロ)クセナキス歿後10周年・全鍵盤作品演奏会。「ヘルマ」「エヴリアリ」「コンボイ」他、9作品を作曲年順にどっぷりクセナキス漬けの一夜。峻厳苛辣、無機的な音響の連続から柔らかく豊かな詩情が立ち上る。「コンボイ」(パーカッションに神田佳子)が楽しい。電気増幅されたモダン・チェンバロは爆音で鳴るのかと思ってたらぜんぜんそうではなくむしろ控え目。
●この演奏会は POC (Portraits of Composers)と名づけられたシリーズの一つで、この後、10/22(土)リゲティ全鍵盤曲、11/23(祝)ブーレーズ全ピアノ曲、12/23(祝)韓国人作曲家特集、1/29(日)シュトックハウゼン クラヴィア曲I~XIと続く。戦後前衛音楽の大家を一網打尽にするかのようなラインナップ。現代音楽の古典。いや、年中繰り返し演奏されるから古典って言われるわけで、そういう意味ではいまだ古典化プロセスの最中なのかも。シリーズ詳細はこちらへ。
マリユニ2010●Jリーグはマリノスvs仙台戦をテレビ中継で。久々の優勝争い、前節ガンバに引き分けた時点で一歩後退したのは事実だが、まだ試合数はそれなりにある。この仙台戦、お互いに守備の強いチーム同士なので1点勝負になるだろう……と予想してたら、開始早々にマリノスが先制、浮かれていたらあっという間に2失点。前半12分の時点で1-2で逆転されているというわけのわからない失点合戦に。
●まあ、そのまま負けたのだが。柳沢は天敵なのか。失点はどちらも崩されたわけではなく、守備の油断を突かれたという気がする。仙台はアウェイなのにラインを思い切り高く取って、コンパクトに戦った。あの勇気と志の高さにも完敗。終盤、ウチは2点差でキム・クナンを入れてハイボールを放り込んでいたというのに。
●その後、ガンバ大阪は甲府相手にまさかの敗北(ハーフナー・マイク!)、さらに柏が大宮相手にこれまたまさかの不覚を取って、順位表を確かめると首位ガンバとの勝点差は3のまま(間に名古屋に入ってこられたが)。数字上、可能性は先週よりも一段下がったが、まだ優勝争いには踏みとどまっている。で、来週はアウェイ新潟戦となるのであるが、都合よくも(?)このタイミングでFM PORT「クラシックホワイエ」番組収録が新潟で予定されているという事実。こんなお互いに大変な状況でぶつかってしまうとは……。

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