ドミノ・ピザ
October 7, 2011

エルヴィラ・マディガン

●昨晩はNHK音楽祭でマリナー指揮N響。カツァリスの独奏でモーツァルトのピアノ協奏曲第21番とブラームスの交響曲第1番他。カツァリスは自作のカデンツァを披露。奥田佳道さんのプレトークによるとカツァリスはこの曲に2種類のカデンツァを作っているそうで、ひとつはモーツァルト風スタイル、ひとつはフリースタイル(?)ということらしい。たぶん昨日のは前者のほうだったんだろう。にしてもカデンツァのみならず、全体にカツァリスのオリジナルな音楽を聴いたという印象。譜面あり、セルフ譜めくり。
●モーツァルトのピアノ協奏曲第21番って、輸入盤(特にコンピ)とか英語表記で書かれたものを見るとときどき Elvira Madigan っていう副題が付いている。これが映画「みじかくも美しく燃え」の原題ということらしい。実話に基づく1967年のスウェーデン映画で、その登場人物名がエルヴィラ・マディガン(←見てません)。日本の曲目解説でも以前はよく「第2楽章のメロディが映画『みじかくも美しく燃え』で有名になり……」みたいなことが書かれていたけど、最近は映画のほうが曲よりよほど知られていないだろうから、あまり見かけなくなった。しかし映画のタイトルを曲名につけちゃう外人のセンスもすごい。ピアノ協奏曲第21番「みじかくも美しく燃え」だもんなあ。と思ったが、日本でもショパン「別れの曲」があったか(これこそだれも見てない映画だろう)。
●本来作品とは無関係な愛称を曲のタイトルにしてしまうことに関しては、ワタシはおおむね肯定的。ムリな愛称はどうせ忘れ去られるし(ドヴォルザークの交響曲第8番「イギリス」とかマーラーの交響曲第4番「大いなる喜びへの讃歌」とか)、定着するものは聴衆の総体がそう解釈したんだからもっとも正当なプロセスを経たといえるので。

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