November 8, 2011

平安、汝とともにあれ。ヴァンフォーレ甲府vsマリノス戦

マリサポたち●最近マリノス戦をテレビで見ていて、耐え切れない気分になることがある。もうとても見てらんない。リードしているときには今にも失点しそうに見える。同点のときも失点しそうに見える。負けてるときはさらに失点してリードを広げられそうに見える。ディフェンスの凡ミスからボールを奪われて失点。フリーキックをキーパーが正面に弾いて失点。クロスボールをあげられたらなぜか相手FWがドフリーで待ち構えていて失点。余裕たっぷりのセンターバックがボールをかっさらわれて失点。オウンゴール。失点のバリエーションは無限に思いつくという、負の方向にばかり活発な想像力。サッカーって、こんなに見てて苦しかったっけ?
●で、先週の祝日に行なわれたヴァンフォーレ甲府vsマリノス戦を録画してあったのだが、これの結果は知っていたんである。1-2でアウェイのマリノスが勝った。それだけ知って、数日遅れで録画を再生した。そこで発見したのだが、最後に勝つとわかっている試合を観戦するのはなんて楽しいんだ! どんなにディフェンスが崩されても、いくつチャンスをムダにしても安心して試合を眺めていられる。冴えない試合展開の中、両者ともゴールを奪えない。本来ならジリジリするところだが、最後は1-2になるとわかってるのだから、むしろ点が入らなければ入らないほど期待が高まる。
●後半22分になって甲府のフリーキックのこぼれ球にハーフナー・マイクが反応して、マリノス・ゴールに蹴りこんだ。甲府が1点先制! なのにワタシの心は穏やかだ。失点したにもかかわらず、ダライ・ラマ14世より安らかな気分でサッカーを見ていられる。試合はそのまま後半40分を過ぎた。あと5分で終わるよ? どうするの、マリノス。すると、後半41分に中村俊輔のクロスボールに大黒が頭で合わせて1-1の同点! さらにそのわずか3分後、後半44分になってゴールライン際で甲府のキーパーと守備の連携ミスがあって、なんでもなくクリアされるべきボールが生き残り、途中出場の森谷賢太郎の前に転がってきた。これを思い切り蹴ると、ボールは相手ディフェンスに当たりつつも無人のゴールへ飛び込んだ。1-2。終了間際の鮮やかな逆転劇。
●なにしろ結果がわかっているんだから、こんな気楽なものはない。中村俊輔や大黒将志に頼っているようではこのチームに未来はない、とか思ってるのに、この二人で同点ゴールを奪っているではないの。まあ、いいか、勝ったから。なにしろ6試合振りの勝利だ。勝つってスゴい。奇跡が起きたみたいな気分になれる。でもなにが奇跡かって、こんなに勝ててなかったのにまだ4位に留まってるってことだな。

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