ドミノ・ピザ
February 7, 2012

シリアU22vsニッポンU22@ロンドン五輪アジア最終予選

シリア●負け戦を振り返る。U22のシリアvsニッポン
●グループ1位のみが本大会に出場する五輪予選。シリアの政情不安のためライバルとのアウェイ戦といういちばん厳しい試合を隣国ヨルダンで戦うことになった。がらがらのスタジアム、アウェイのプレッシャーはない。ニッポンには有利に働いたはずだが、ふたを開けてみればほとんど防戦一方の苦しい試合に。
●シリアは落ち着いてボールをつないでくるのに対し、ニッポンはボールを保持できず攻撃を組み立てられない。劣悪なピッチがパスミスを誘発。これは互いに同条件ではあるのだが……。ニッポンはスピードのある永井をトップに置く布陣。しかし前半18分に山崎亮平が負傷退場して、大迫に交代。トップに入った大迫は予想以上によい出来。視野の広いプレイを見せてくれた。
●前半18分の失点はフリーキックから。ゴール前の競り合いで大迫が頭でボールをすらして、これがオウンゴールに。これは不運。前半46分ほとんどチャンスのなかったニッポンが、大迫のスルーパスから永井がスピードを生かして抜け出て、冷静にコースを狙ってシュート。1-1。内容が悪いだけに、この時間帯での同点弾は大きい。
●こういった試合の場合、後半によくある展開としては、前半から飛ばしてきた相手の足が徐々に止まり、時間とともにニッポンがゲームを支配するというパターン。しかし後半になってもやはりシリアペースは変わらず。たしかに相手は飛ばしてきたんだろうが、こちらがボールを回していないのだから、向こうもそうそう運動量が落ちない。アルスマは脅威。後半30分に山村を下げて扇原を入れて中盤を立て直すことにある程度成功したが、それでも落ち着きのないプレイが多すぎて相手を崩すには至らず。
●勝点でリードしているのでこのまま引き分けで十分という試合だったが、後半45分、クリアボールを思い切り蹴ったアルサリフのロングシュートが、ドライブ回転しながらゴールキーパー権田の頭を越してゴールに突き刺さった。練習でもまず入らないだろうというシュート。権田に止めるチャンスはあったとは思う。1-2。そしてお約束、触っただけで転げまわる中東のキーパー。でもこの時間稼ぎにいつもほどは腹は立たない。試合内容からいって勝者にふさわしいのはシリアだから。シリアの監督は「日本はシリア以上にいいプレーをした」と話したそうだが、まったくそうは思わない。
●さて、これでニッポンとシリアは勝点で並んだ。得失点差も同じ。総得点でシリアが1位に躍り出た。レギュレーションでは勝点、得失点差、総得点の順で優先される。もう直接対決はなく、互いにマレーシア戦とバーレーン戦を残している。両方ともすんなり残り2戦を連勝して得失点差の争いになるだろうか。そうかもしれない。マレーシアがどちらかに大量得点を許してしまえば、それが決め手になる。でもマレーシアもここまで勝ち上がってきているんだから、そう楽には勝たせないはず。両者とも引き分けたり負けたりする可能性もかなりあると見ているので、現時点ではまったくの五分に並んだと見ていいのでは。

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「ナントでラ・フォル・ジュルネ開催」です。

次の記事は「とりぱん 12 (とりのなん子)」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ