March 29, 2012

ミューザ川崎「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2012」他、記者発表

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2012記者発表
●28日午後、ミューザ川崎シンフォニーホールの市民交流室にて「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2012」他の記者発表会へ。写真左より秋山和慶同ホールチーフアドバイザー、阿部孝夫川崎市長、大野順二東京交響楽団楽団長。
●まず今年の「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2012」について概要が発表された。首都圏のオーケストラ9つが参加するこの音楽祭、昨年は震災被害でミューザ川崎が使用できず、川崎市内の各ホールで代替されたわけだが、今年も同じ方式で開催される。会場は昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ、川崎市教育文化会館、洗足学園前田ホール、川崎市多摩市民館。あくまでも川崎市内の会場で開く。
●演目的には各オケともかなり親しみやすい曲目をそろえてきたという印象。フレッシュなところでは昨年ブザンソン優勝の垣内悠希指揮都響。垣内氏は川崎のご出身とか。ベートーヴェンの2番と「皇帝」(清水和音独奏)。
●それと、現在復旧工事中のミューザ川崎シンフォニーホールについて。リニューアルオープンはすでに発表されている通り、2013年の4月1日。1日に東京交響楽団およびホールアドバイザー松居直美パイプオルガンによるコンサートを開催、同月7日にスダーン指揮東京交響楽団によるリニューアル公演が開かれる。リニューアルに際しては、安全性を確保しながら、これまで同等以上の音響を持ったホールを目指す。復旧工事自体は、パイプオルガンを除いて12/25に完了する。「ホールの音響はさまざまな条件で変化する。設計上は同じでも素材が違えば変わることもあるし、塗料の渇きなどでも違ってくる。以前のホールもオープン後に少しずつ音響は変化していた。12/25の完成後もリニューアルオープンまでに演奏を通して調整していく」(秋山氏)、「東京交響楽団も復旧工事の会議には参加している。オーケストラ全体で施工会社、設計会社と協力しながら設計段階からかかわっており、今まで以上の音響を持ったホールを目指している」(大野氏)。
●リニューアル後に複数の海外の名門オーケストラの公演を予定しており、現在調整中とのこと。

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