April 3, 2012

春の嵐、春の爆弾低気圧

●今晩は本当なら東京・春・音楽祭の「東博でバッハ」福田進一ギターリサイタルに出かける予定だったのだが、悪天候のために中止になった。「悪天候のために中止」というと野球かなにかみたいだが、もうとんでもない突風と雨で、「爆弾低気圧」と呼ばれる現象だった。並の台風より強烈。
●事前に気象庁から「外出はなるべく控えるよう」的な予報があったので、当初はしっかりと雨対応をして上野に向かうつもりだった。傘は使い物にならないと見て、山歩き用のレインコートを上下に着て、軽登山靴を履いた。両手を空けないと危険かと思い、荷物はすべてデイパックに。デイパックを担いでからレインコートを着ないと濡れちゃうような、などとグズグズしながら支度して、よし、これで大丈夫と思って出発したが、最寄り駅に着く前にめげた。いくらレインコートを着ていても横殴りの雨が顔に当たり続けるとイヤになる。しかも思ったより風が強くない。服装的に運動性も低く、不快度が高い。ワタシはまちがった装備で外に出てしまったのだ。そう思い、家に引き返した。
●で、レインコートを脱ぎ、軽装になり、雨傘を持って、再度出かけたんである。お、やっぱり楽だな、これは。最初はそう思いスタスタ歩いていたんだが、強烈な突風が襲ってきて、傘秒殺。壊れて役に立たない傘をなにかのおまじないであるかのように掲げながらびしょ濡れで歩く人になってしまう。全身ずぶ濡れで、これで上野までたどり着けたところで、どうやって演奏会を聴けというのか。判断を誤ったのだ。どうしようもないので再び家に引き返した。
●着替えながら落ち着いて考えてみた。きっと最初のレインコート作戦が正解だったんだろう、この嵐の中で歩くなら。上野の駅からだって結構歩くんだから、軽装で行けるわけがない。少し体力も消耗した。なにか別の手段を考えるべきなのか、それとも今日はもう諦めるしかないのか……と悩んでいたところで、公演中止の知らせを受けた。ほっ。公演を聴けなかったのは残念だが、その後さらに嵐が強まったことを思うと、これは正解だった。東京に竜巻注意報が出ていた。
竜巻旋風脚●竜巻注意報って、あるんすね。怖い。竜巻に巻き込まれて「ア~レ~」って感じで飛ばされるとどこにたどり着くのか。ラピュタ? いや、むしろリュウが「竜巻旋風脚!」って叫んでクルクル回っているイメージ、竜の巣の中心で。コマンドは下→斜め下→ヨコ+キックボタン。

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