May 18, 2012

シティとユナイテッド、ヴィルデ・フラング

●J SPORTSのFOOT!でハイライトを見て改めて思ったんだけど、先日のマンチェスター・シティvsQPRの試合は、サッカー史に残る逆転劇だったと思う。同じ時間に試合を戦っていたマンチェスター・ユナイテッドの表情も見れて(ら抜き)ますます実感。
●ロスタイムの2ゴールの後、笛が鳴ってスタンドからサポーターがピッチ上になだれ込んで選手たちと入り混じってカオスになるのを見て、中田ヒデがローマで優勝したときのことを思い出した。あのときって、客がピッチになだれ込むのを予測して、ロスタイムに入ったら選手がだらだらとボール回しつつもなんとなく入場口のほうに寄って来て、ワッと選手がみんなピッチ上から引き上げたと思ったらいつの間にか笛が鳴って試合が終了していたんすよね。
●東響をキャンセルしたヴァイオリンのヴィルデ・フラング、16日の白寿ホールのリサイタルでは元気な姿を見せてくれた。元気、てか猛烈。プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2番他、すばらしすぎる。ノルウェー生まれで「北欧の妖精」みたいなキャッチを見かけたんだけど、どんだけ肉食系の妖精なの、みたいな。切れ味鋭い技巧とスケールの大きさに圧倒され、今年聴いたほかのヴァイオリニストの記憶が吹っ飛ぶくらい。ホールのサイズのおかげでもあって、ここはぜいたく。
●香川真司、現時点ではマンチェスター・ユナイテッド以外の選択肢はありそうにないように見えるけど、どうなるんすかね。ドルトムントで破格の大スターになってしまった以上、もうこの先はビッグクラブしかない。彼がこんなになるなんて。岡田武史監督が当時J2のセレッソから代表に呼んだときは謎だと思ったけど、今にして思うと恐るべき慧眼。

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