July 30, 2012

ニッポンU23vsモロッコU23@ロンドン・オリンピック

●スペインに勝利して、中二日で迎えた第2戦、ニッポンU23vsモロッコU23。やはり前の試合の鬼プレスが影響してか、ニッポンの選手たちの体が重そう。先発は右サイドバックに酒井高徳を入れた以外は前の試合と同じ。鬼プレスはなし。序盤からずっとモロッコにゲームを支配される展開で、相手陣内ではほとんどボールを保持できなかった印象。モロッコは全般にフィジカルが強く、イーブンに見えるボールでも大半取られてしまう。前線のアムラバトをはじめ、前へ前へと突破する力は脅威。チャンスの数も質もモロッコのほうが高く、後半途中まではいつやられてもおかしくなかった。
●が、後半の途中からモロッコの運動量が落ちて、選手間の距離も開き、ようやくニッポンのペースに。ハーフウェーライン付近から清武がディフェンスの裏に放り込んだパスにキーパーが飛び出してしまい、先に追いついた永井がワンタッチで浮かせて無人のゴールへ。好セーブを見せていたアムシフだが、永井のスピードを見誤ってしまった。永井はそれまでシュートがことごとく足にヒットしていなかったが、この場面は落ち着いていた。試合を通じて攻撃で目立っていたのは清武。
●これで2戦2勝で決勝トーナメント進出が決まった。1位で抜けるか、2位で抜けるかという問題もあるが、日程の過密さを考えて3戦目は控えメンバーを入れて戦うことができる。宇佐美貴史を先発させるか? 中盤も休ませたいが、悩みどころ。
●この後、スペインがホンジュラスに0-1で敗れるという大波乱があり、なんと、優勝候補のスペインが2連敗でまっさきに脱落してしまった。ニッポンの第3戦はホンジュラスに勝つか引分ければ1位通過、負けた場合は1位ホンジュラス、2位ニッポンが通過ということになった。このグループはヨソから見たらカオス。

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