July 31, 2012

超ジュリー

●今回のオリンピックは審判が話題になっているっぽい。たまたま柔道だけはテレビで見たけど、旗判定で審判3人がいっせいに青を上げたら、「ジュリー」という人が物言いをつけて、もう一回旗判定をして3人全員白を上げた。よく知らないのでこれがルールなんだろうけど、だったら「ジュリー」っていう人が審判をすればいいんじゃないのって気はする。体操男子の抗議で得点が変わってしまうっていうのも謎だが、そういうルールの競技なのか。
●審判を審判する「ジュリー」っていうメタ審判は斬新かもしれない。いずれ「ジュリー」の正しさを判定する「超ジュリー」的なメタメタ審判が出現することを予見させる。
●もっとも誤審だらけのサッカーに比べると、これくらいはかわいいものなのかも。サッカーは誤審も競技に「込み」になっている。PKかどうかとか、レッドカードかどうかとか、オフサイドかどうか、ゴールラインを割ったかどうかなど、試合を決定付ける微妙な判定で、常に正しい判定を下せる審判なんて存在しえない。
●サッカー界も現状のままではまずいということで、テニスなんかで使われる「ホークアイ」をゴール判定用にFIFAが採用することが決まっている。「ボールがゴールラインを通過した際、1秒以内に審判員の腕輪に暗号化された情報が伝達される」ということなので、もうゴールラインを割ったかどうかについてもめることはないわけだ。今後の八百長戦略としては、この暗号を解読して、きわどい場面で審判の腕輪にニセのゴール情報を送信するという手段がありうる……わけないか。

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