September 7, 2012

ニッポンvsUAE@キリンチャレンジカップ2012

ヤタガラス●来週のW杯最終予選イラク戦に向けてのテスト・マッチとして、新潟で開催されたニッポンvsUAE戦。だんだん日本人選手のレベルが上がってきたおかげで、欧州シーズン中のW杯最終予選は先発の過半の選手たちがヨーロッパから移動してくることになった。コンディション調整が大変で、これならいっそ欧州で試合を開催したほうがいいんじゃないかと思うくらいだが、それじゃチケットの売り上げを手にできない。
●で、UAE戦。先方にとっては練習試合、若い選手をそろえてきた。しかしなかなかタレントが豊富で、モチベーションもしっかりしていた。対してニッポンはコンディションが低調、それと本番のイラク戦が控えるということで五分のボールを激しく奪いにいけない。冴えない試合内容になってしまったが、選手のテストと調整という意味では予定通りザッケローニのToDoリストが消化されたように見える。結果は1-0。
●GK:川島-DF:酒井宏樹(→酒井高徳)、伊野波(→水本)、吉田、駒野-MF:遠藤(→高橋秀人)、長谷部(→細貝)、本田(→中村憲剛)-FW:清武、香川(→岡崎)、ハーフナー・マイク。交代枠は6人まで。つまりフィールドプレーヤーの4人はフル出場しなければならない。テストしたいからといって一気にごっそり変えてしまってはレギュラーメンバーとサブメンバーの「ケミストリー」が観察できなくなるので、うまくチームの核を残しつつ選手を入れ替えた。
●サイドバック。長友は軽い不調で大事をとってベンチ。そうなるといまだに駒野が先発するんすね。代表での駒野の息の長さは驚異。しかもこの日唯一の得点は駒野のクロスが生んだ、ハーフナー・マイクのごっつぁんヘディングシュート(てかマイク、ずいぶんはずしてない?)。で右は内田が出場停止なので、W酒井になるわけだが、やはりフィジカルで勝る酒井宏樹が第一選択肢。しかし酒井高徳は新潟県出身なんすよ。新潟出身で、アルビレックス新潟でプロになって、今はお母さんの母国のドイツでプレイ中。ドイツメディアで一瞬持ち上げられて「ニッポン代表で試合に出れないんだったら、ドイツ代表になっちゃおうか」なんて報道があった(時代は変わる!)。だったら、新潟開催の代表戦で使わないでどうする。故郷に錦を飾るのだ。ニッポン代表にウエルカム、ドイツ代表なんていぢめられるから止めなさい、将来きっと大選手になるはず。そんなわけで酒井→酒井の夢の交代が実現。しかし酒井高徳は左もできるのであり、駒野が本職の右に回って左に酒井高徳。今度はぜひ先発で。左右ダブル酒井でもいいかも。
●あとザッケローニのテストはセンターバック吉田の相棒。今野が出場できないので、伊野波と水本を試した。岩政もいるがベンチだ。案外層が薄いセンターフォワードはハーフナー・マイク。前田遼一は使わなくても実力はわかっているから、ということだろう。正直、ハーフナーが前田からポジションを奪ったとは思えない。
●中盤では長谷部から細貝へとレギュラーが変わる予感も。細貝はよかった。岡崎は香川と交代したが、実質清武とポジション争いをしているのか?
●イラク戦の予想先発。川島-酒井宏樹、吉田、伊野波、長友-遠藤、細貝、本田-香川、岡崎、前田。

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