September 27, 2012

プレヴィン&N響のモーツァルト&ハイドン

●26日、プレヴィン指揮N響へ(サントリーホール)。前半にモーツァルトの交響曲第1番と交響曲第41番「ジュピター」、後半にハイドンの交響曲第102番。思い切った小編成で、最初の第1番は6型(6-6-4-3-2だったかな?)。「ジュピター」以降は少し大きくなって、でもそれでも8-8-6-4-3。コンパクトではあるけど、豊かで重厚なモーツァルト&ハイドンだった。特に第102番の終楽章は、遅めのテンポで堂々たるハイドン。
●この選曲だとクラリネットが要らないんすね。ハイドンの「ザロモン・セット」ではクラリネット使用率はどれくらいなんだっけ? えーと、1791年から92年にかけての最初のロンドン訪問で書かれた第93~98番までは使用されていないっぽい。しかし二回目のロンドン訪問のために書かれた94年から95年までの作品、第99番~第104番ではクラリネットも使ってOKとなったらしく、この第102番以外の曲では全部使用されている。なるほど、クラリネットなしで後期ザロモンから選曲するなら第102番一択なのか。「ジュピター」がフルート1本だから(1番の管はオーボエとホルンのみ)、ハイドンのほうもフルート1本ならさらにスリム化が可能になるわけだが(笑)、あいにく102番は2本必要。しかしもし第95番ハ短調をメインに置けば、フルート1本、クラリネットなしでプログラムを組める。人手不足のオーケストラを編成するときのために覚えておくと役に立つかもしれない。
●プログラム解説によると、第102番初演時のザロモンのオーケストラは「60人を数える」と書いてあるから結構大きい。この日のN響のように弦が8-8-6-4-3だと木管6、金管4、ティンパニで計40名。この1.5倍だ。仮に弦が14-12-10-8-6だとすると61名で、大体そんなものか。ザロモンはなかなか羽振りがよい。
●ちなみにモーツァルトがウィーンに出てきた1781年、ケルントナートーア劇場で92名の大オーケストラがモーツァルトの交響曲(第31番「パリ」K297または第34番ハ長調K338)を演奏したという話が残っている。20型、倍管くらい? ベートーヴェンの倍管仕様は最近ノリントンがN響でもやってたけど、ここまで巨大編成のモーツァルトというのはなかなか聴く機会がなさそう。

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