ドミノ・ピザ
March 15, 2013

トッパンホール「エスポワール」新シリーズ記者会見

トッパンホール、山根一仁、北村朋幹●14日の昼はトッパンホールで記者会見。若手演奏家に飛躍の機会を提供するシリーズ「エスポワール」の話題が中心で、シリーズ10としてピアノの北村朋幹さん(写真右)、シリーズ11としてヴァイオリンの山根一仁さん(左)が登場。西巻正史企画制作部長による企画趣旨説明と、お二人のアーティストによる演奏を一曲ずつ、さらに公演への抱負が語られた。
●北村さんは今年10月12日にソロでシューマン、ホリガー、ベートーヴェン、バルトークからなるリサイタルを開き、さらに2014年10月には室内楽プログラムでダニエル・ゼペック(vn)、オリヴィエ・マロン(vc)とベートーヴェンで共演、そして15年にはあるピアニスト(調整中)と共演する。一方山根さんは14年3月にいきなり無伴奏のリサイタルを開き、15年にデュオ、トリオ、16年にリサイタルが予定される。いずれもホールがアーティストの成長や挑戦を積極的にサポートしていこうという企画意図に基づき練られたプログラム。
●で、北村朋幹さん21歳、山根一仁さん17歳という若さなんだけど、もうホントにスゴい、二人とも。演奏がすばらしいだけじゃなくて、話し方、話す内容もしっかりしていて、その年齢からは考えられないほどの成熟度。北村さんはLFJでもすでに活躍していて、R・シュトラウス「メタモルフォーゼン」を自身のピアノ・デュオ用編曲で披露してくれたのが印象に残っている。この日はブラームスの創作主題による変奏曲を演奏。一つ一つのフレーズが豊かな詩情を湛え、音楽があふれ出てくる。楽器のピアニスティックな機能性を発揮させることに対して関心が薄そうなところも好感度大。山根さんはサラサーテのカルメン幻想曲。すさまじい切れ味。おっさんおばさんには不可能なアスリート的な敏捷性を見せつけてくれたというか。観客が入るとさらに大胆さが発揮されると予想。若くて優秀な人が次々と現れるのだなあ……。
●最後に新リーズ「室内楽マイスターへの道」が今年7月からスタートすると発表、第1回に出演するピアノの津田裕也さんが登場し、演奏とメッセージを一言。公演ではイェンス=ペーター・マインツのチェロと共演する。第2回は14年1月にピアノの佐藤卓史さんで、ヴォルフラム・クリストのヴィオラと共演する。
●以前から感じていることだけど、トッパンホールって本当にリソースに恵まれているなあとあらためて実感。凸版印刷偉大すぎる。

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