ドミノ・ピザ
June 24, 2013

ニッポンvsメキシコ@コンフェデレーションズ・カップ ブラジル2013

●盛りだくさんの週末だったけど、ともあれコンフェデを振り返っておかねば。
メキシコ●消化試合となったコンフェデ杯3戦目はメキシコ戦。お互いにパスを回すチーム同士の消化試合はおもしろい試合になることが多い。期待通りのゲーム内容に。1-2で結果が伴わなかったのは残念と言えば残念だが、手ごたえはあった。前回ワールドカップは岡田監督のもと、結果だけを求めた守備的な戦術で画期的な成果を得たわけだけど、コンフェデ杯では「自分たちのサッカー」(ていうんすかね?)が各大陸チャンピオンにどの程度通用するのかを計ることができた。こんな貴重な機会が得られたのもアジア・チャンピオンになれたからこそ。ビバ、アジア・カップ。
●で、ニッポンはセンターバック吉田に代えて栗原を、右サイドバック内田に代えて酒井宏樹を入れた。出場停止の長谷部の代わりは細貝。GK:川島-DF:酒井宏樹(→内田)、栗原、今野、長友(→中村憲剛)-MF:遠藤、細貝-岡崎、本田、香川-FW:前田(→吉田)。序盤は前のイタリア戦の勢いそのままに本田と香川を中心にスペクタクルな攻撃を繰り出していた。ここでゴールを奪えればまったく違った展開になったと思うが、徐々にメキシコが自分たちのペースをつかみ、後半9分は左サイドからグアルダードの完璧なクロスに飛び込んできたエルナンデスが頭で合わせてメキシコ先制。エルナンデスにはだれもつけなかったが、あのスピードで入ってきてクロスがドンピシャで合ったらどうにもならない。
●後半、ニッポンは右サイドバックを酒井宏樹から内田に交代。より攻撃的な選手交代だとは思うがこれが後で裏目に出る。続く後半20分、前田を下げて吉田を入れる。負けているのにストライカーを下げてセンターバックを入れるのは一見奇妙な感じがするが、センターバックを3枚にして、ザッケローニの看板フォーメーション、3-4-3に変更して、両サイドバックの長友、内田を一列前に上げて、前線は岡崎を頂点に本田と香川の3枚にしようというアイディアなわけだ。このチーム、不思議なことにザックが3-4-3を選択するといつも不運な失点があったりして、どうにも3-4-3は「ついていない」感がある。案の定、直後にコーナーキックから、内田がエルナンデスに競り負けて2失点目。内田はこの後も攻守ともに冴えない感あり。おまけに後半32分、長友がアクシデントで下がることになり、本来別の選手のためにアップしていた中村憲剛と交代に。これでやむなく3-4-3からもとの4-2-3-1に戻すことになったら、後半41分、香川のクロスから遠藤がファーで落として岡崎が飛び込んでゴール。3-4-3が機能しなかったというより、またしても間が悪かったのだと思うが、ますますもって「呪いの3-4-3」のイメージが定着。でもザックはまた大事なところで使うと思う。それがザッケローニ。
●今回、セットプレイからの失点というか、クロスに競り負けて失点というパターンが多かった。これは今のパス回し重視の4-2-3-1の代償というべきか。両サイドバックが長友と内田、セントラルMFが遠藤と長谷部。おまけにセンターバックの一枚は今野。守りの局面でガチンコでぶつかって勝てる選手が吉田(あるいは栗原)しかいない。サイドバックの片方とセントラルMFの片方にフィジカルが売りのファイターを入れればもっと競り勝てるだろうが、今のようなパス回しは難しくなる。欧州での実績からいえば右サイドバックは内田に決まりだけど、ザックが比較的酒井宏樹を重用するのもそのあたりのフィジカルのバランスを考えてのことか。ワールドカップ本大会ではどういう選択をするんだろうか。

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