June 26, 2013

マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」ライブ・ビューイング

マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」ライブ・ビューイング●23日はシネマサンシャイン池袋でマリインスキー・バレエ「白鳥の湖」ライブ・ビューイングへ。指揮はゲルギエフ、主演はエカテリーナ・コンダウーロワ、振付はプティパ/イワノフ。これ、本来はマリインスキー劇場から生中継で、しかも3D上映をするという企画だったんすね。公演日は6月6日。日本ではディレイ中継(という言葉が使われている)で、なおかつ2D上映。METライブビューイングでもそうだけど、時差の都合もあって日本では生中継というわけにはなかなかいかない。
●上映が始まると、劇場内にゲルギエフと主演ダンサーたちが並んで立っている。ゲルギエフがマイクを持って英語でメッセージを述べる。さらにタレントさんと思しき女性司会者も登場し、幕間にはダンサーやゲルギエフらのインタビューが入るという方式(ほぼみんな英語でしゃべる)。この種の企画はみんな先発のMETライブビューイングのスタイルを踏襲しているわけなんだけど、なんというか、これがロシアっぽいというか、手作り感満載。METライブビューイングがいかにプロの演出家によって手際よくコントロールされているか、ルネ・フレミングやデボラ・ヴォイトの司会がいかに訓練されているかがよくわかる。でもマリインスキー・ライブの垢抜けない感じもそれはそれで味わいがあって、あまり洗練されすぎててもがっかりしたと思う。
●バレエについては門外漢なのだが、中身のほうもしっかり楽しんだ。オーソドックスな「白鳥の湖」で、ダンサーたちのアスリート的能力の高さから高水準の舞台であろうことを察する。カーテンコールに至るまで、あらゆる所作が美しい。しかしジークフリートは白鳥と黒鳥の区別がつかないんすかね。黒鳥のそばで、見るからに悪魔っぽい邪悪なオジサンが躍っているというのに……。まさに恋は盲目!(違う)。最後はハッピーエンドで終わった模様。各国生中継されているとあってか、オーケストラも気迫のこもった演奏を聴かせてくれた。
●今回の企画は全国どの映画館でも同じ日時に1回だけ上映されたみたい。つまりその日の都合がつかない場合は別の日時や別の劇場で見るという選択肢がない。不便なような気もするけど、本来「ライブ」はその日その時の一回限りのものだから、映画館でも仮想的な臨場感を楽しもうということなんだろうか。

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「ヘレヴェッヘ&読響、さらに続くコンフェデ杯」です。

次の記事は「オフサイドの罠」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。