October 17, 2013

ベラルーシvsニッポン@親善試合

ベラルーシ●欧州アウェイ2連戦、第2戦はベラルーシが相手。W杯予選中のヨーロッパでセルビア、ベラルーシを相手に戦ったわけだが、結果的には2連敗を喫することになった。ベラルーシ1-0ニッポン。とはいえ、この試合も内容的にはそう悪くもなかったのでは。アウェイにもかかわらず、序盤はニッポンが快適にボールを回し、簡単にゴールを奪えそうな雰囲気だった。柿谷が決定機を決めていれば展開もずいぶん違っただろうが、前半44分、クロスボールの落としからティゴレフが豪快にゴール隅に叩き込んでベラルーシが先制。これはシュートをほめるしかない。こんなスーパープレイが出てしまったら、どこだって失点する。
●後半途中からザッケローニは柿谷を下げて森重を投入して、またしても3バックを試みる。3-4-3、というか3-6-1か。1トップは本田……うーん。これが機能せず、ハーフナーを入れてまた4バックに戻したのだが、ベラルーシの厚い守備を崩せず0-1で敗北。
●おっと、メンバーだ。セルビア戦とまったく同じ、現在のレギュラー選手が先発した。GK:川島永嗣-DF:内田(→ハーフナー・マイク)、吉田、今野、長友(→酒井高徳)-MF:長谷部(→山口螢)、遠藤-岡崎、本田、香川-FW:柿谷(→森重)。
●「もう手の内に入っているレパートリーを再演して、ディテールにさらに磨きをかける」というのが今回の2連戦でのザッケローニの方針。長谷部と遠藤の控えは細貝、山口螢でめどが立ったということか。「3人目のセンターバック」はついに森重で決まりかなと思いきや、少々心配なプレイも。そして唯一の空席、ワントップはますます迷うことになったかもしれない。柿谷、ハーフナー、大迫(今回いないけど)……だれもベストの時の前田遼一には及ばないのでは。
●連敗に特に意味はないはず。親善試合だったらフランス代表にだって勝ってるわけだが、あの勝利に価値がないのと同じように。ただ、ウソみたいに機能しない3バックに使い道はあるのか、ワントップどうする、試合に出てない香川はどうなるのか等々、問題はいくつもある。あと、「ポゼッションできそうもない強豪国から勝点を奪うための守備的布陣」っていうオプションはこのチームにはないんだけど、こんなに攻撃的な布陣でW杯を戦うとどうなるんだろう?っていうのはずっと感じている。前回は完璧なアウトサイダーだったから爆守備布陣を敷けたわけで。
●これで本番のワントップが本田だったら笑う。

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