ドミノ・ピザ
November 26, 2013

J1とJ2とJ3と

●今日は延々とサッカーの話をする。
●いよいよJリーグも大詰め。J1は、なんとなんと、大方の予想を裏切ってわがマリノスが次節、ホームで新潟に勝利すれば優勝を果たすという事態になっている。次節で決まらない場合は優勝争いは最終節に持ち越す。油断はできない。なにしろ次の相手、新潟は後半戦の王者といってもいいくらい好調。浦和と広島も残り2試合、勝ち点を落とさずに食らいついてくるはず。と、勝って兜の緒を締めては見たものの。
●いやー、先週末はあまりにもマリノスに好都合な試合結果でわが目を疑った。マリノスはアウェイで磐田に勝った。磐田がJ2に降格が決まったというのも信じられない話であるが(実績豊富なベテランと有望な若手をそろえているのに)、マリノスとしては俊輔のコーナーキックから中澤がゴールしたという得意の形。今季の好成績のほとんどは俊輔のプレイスキックの質で説明できるんじゃないかっていうくらい、俊輔依存度が高い。で、浦和も広島も鹿島もぜんぶそろって負けた。引分けでも御の字なのに、負けるなんて。川崎相手に浦和の槙野が決めた、あの堂々たるオウンゴール。ディフェンスのオウンゴールといえば、マリノスも代々、井原から中澤まで豪快に決めてくれている伝統のお家芸みたいなものだが、槙野もあっぱれなオウンゴール。ウチに来ないか、と声をかけたくなるほど。でも、あの槙野ががっくりとうなだれるまもなく、すぐにキーパーが槙野を立たせたのは立派だし、感動的だった。気持ちが下を向いたら試合は終わる。オウンゴール? ヘッ、んなもの知らね、って顔でファイトしないといけない。それでも浦和はさらに大久保にゴールを奪われて1-3で敗れたわけであるがっ!
●つくづく自分はサッカーを見る目がないと痛感する。自分がマリノスのGMだったら、今季はぜったいこんな陣容で戦ってないもの。30代後半の選手たち、中澤はまだしも、俊輔とは契約してなかったにちがいない。今さらマルキーニョスなんてありえない。ましてや40歳のサイドバック、ドゥトラと契約なんて狂気の沙汰。逆に移籍させてしまった選手たち、たとえば長谷川アーリアジャスールとか渡辺カズマとか狩野健太とかを主力にすえてチームを組んだと思う。監督だって実績を残していない樋口靖洋監督じゃなくて、きっとJ2あたりで弱いチームを引き上げた実力者を連れてくる。つまり、今のマリノスは、ワタシが決して望まないことばかりをして、優勝まであと一歩まで来た。Jリーグ前夜の日産自動車時代、読売クラブの藤吉信次にベテランぞろいなのを揶揄されて「オッサン自動車」と呼ばれていたあの頃から、このクラブにはベテランの活躍が欠かせなかったのだなあ……。
●なぜこんなに優勝が決まったかのように感じてしまうのだろうかと思うと、やはり岡田武史のもと連覇した際の記憶が鮮やかであるというか、もつれた末に勝つという展開はあっても、その逆はほとんどないからなんだろう。2004年のチャンピオンシップは浦和と戦った。埼玉スタジアムでの第2戦、PK戦までもつれこんだわけだが、圧倒的アウェイのなかスタジアムを訪れたワタシは、最後のキッカーがPKを成功させた瞬間、「ウヒョウ」と小声で叫んでダッシュでスタジアムを出たのだった、呆然とするレッズサポをあとに。あのときの最後のキッカーがドゥトラ。まさか9年後にまたマリノスでプレイしているとは。
J2はすでに今季が終了、1位ガンバ大阪、2位神戸に驚きはないが、3つ目の枠を巡って、京都、徳島、千葉、長崎がプレイオフに進出することになった。このプレイオフの変則レギュレーションがどうも好きになれないのだが、昨季はその変則レギュレーションで不利だった(つまり順位のもっとも低かった)大分がまさかのJ1昇格枠をゲットしたわけだ。そして、今季は大分が断トツの最下位に沈んでしまったわけで、やっぱりこの3つ目の昇格枠は問題じゃないかって気にはなる。
●で、実はプレイオフ進出にあと一歩迫っていたのが松本山雅。J2最終節を松本山雅視点で眺めると、こんな記事になる。反町監督は他会場が先に試合終了するように、わざわざ後半の選手の入場を2分遅らせたんすね。でも、ほとんどプレイオフ進出を手にしていたけど、千葉がロスタイムの劇的ゴールを決めたために、あと一歩及ばず。山雅サポはこの日、サッカーを思う存分満喫したと思う。戦力的には3つ目の昇格枠には京都か千葉がふさわしいのかもしれない。順位ではなく得失点差を見ているのだが、京都は+22、千葉は+19。徳島は順位は千葉より上だが+5しかない。42試合のリーグ戦を戦って得失点差が1桁の徳島や長崎が昇格というのはどうかなあ……と、いいつつ、ワタシは徳島と長崎を応援する。そのほうが地元が盛りあがりそうだし。徳島ならJ1初の四国勢だ。
●そして、来季から発足するJ3だが、だいたい形が固まってきた模様(→申請クラブ審査状況)。旧JFL勢に新たなクラブも加わって新鮮な顔ぶれとなりそう。ひそかに注目したいのは特別参加となる「JFA/Jリーグ U-22選抜チーム」。若手に実戦機会を積ませるために編成されるチームなんだそうだが、彼らはどの試合もアウェイで戦うのだとか。しかしもしこのチームが優勝しちゃったらどうなるんすかね……。そんな光景を見てみたいイジワルな気分も少々。
●かねてより応援している横河武蔵野FCについては、もともとアマチュアクラブを標榜しているだけあって、J3には加わらない。ということは、これまでは3部リーグだったのが4部リーグになるってこと? なんだか釈然としないなあ。JFLとJ3のどっちが強いんだ的な議論も出てくるかもしれない。っていうかJFLというリーグ自体がどうなるんだか。さすがに4部ともなると、全国リーグじゃなくてもいい気もするのだが。
●というわけで、今ほど下部リーグがおもしろい時代はないので、ご近所にJ2、J3、JFLのチームがある方はぜひ注目してみては。競技水準的には現状のJFLでも十分見ごたえありと力説しておきたい。

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