January 21, 2014

クラウディオ・アバド、逝く

●SNS時代になってなにが変わったかといえば訃報の伝達速度。瞬く間に広まる。20日、クラウディオ・アバド逝去。80歳。時代を代表する名指揮者だった。ご冥福をお祈りいたします。
●特に記憶に残っているのは、ウィーン国立歌劇場と来日したときのベルク「ヴォツェック」。あんなに鋭くも美しいオーケストラのサウンドがNHKホールを満たしたことはない。あれはいつだっけと思ったら、KAJIMOTOの「マエストロ・クラウディオ・アバドの訃報に寄せて」に来日公演の記録が掲載されていた。1989年。この頃は毎年のように来日していたのか。バブル経済の最盛期。
アバドのロッシーニ●アバドの熱心なファンだったとはいえないんだけど、好きな録音を思い浮かべてみるといくつも挙がる。ベルリン・フィルとのプロコフィエフ「ロメオとジュリエット」とか、ウィーン・フィルとのブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」とか。心底スゴいと思ったのは、ロンドン交響楽団との「ロッシーニ/序曲集」。こんなにみずみずしくて生気にあふれたロッシーニは聴いたことがないと衝撃を受けた。普通の演奏を聴くのが嫌になるほど。
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●告知をひとつ。本日の深夜、TBSラジオの番組「荻上チキ・Session-22」に生出演します。番組は22:00~25:00、私が出演するコーナーは23:55頃~24:45分頃。拙著「R40のクラシック」(廣済堂新書)の話題を軸としたトークで、メインパーソナリティが荻上チキさん、アシスタントが南部広美さん。普段なら眠っている時間帯だが、ちゃんと話せるのだろうか……でもお正月のFM PORTの年越し特番も同じ午前1時までだったっけ。ラージサイズのコーヒー摂取必須。

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