March 3, 2014

週末フットボール通信~覚醒のJリーグ開幕編

●Jリーグ開幕。世界でもまれなほど1部リーグのチーム間実力差が小さく、優勝争いが少数のビッグクラブに寡占されることなく、2部から上がってきたチームですら優勝を争えるリーグ戦。ここ2シーズンは広島が連覇しているわけだが、選手を「買う側」のクラブではなく、「売る側」のクラブが連覇しているんである。そんなリーグ戦、聞いたことがあるだろうか。
マリユニ2010●さて、マリノス。今季の見通しは暗い。これはあくまで自分内総括であるが、昨年の優勝争いは幻。最後の2試合で現実に向き合った。俊輔のフリーキックが入りすぎて勝点が積みあがり、本来の実力が見えなくなってしまっただけなんすよ! それなのに今季はACLも戦わなきゃいけなくて、夢なんか見てる場合じゃない。
●補強の結果、フォワード登録は藤田祥史(2)、端戸仁(1)、新戦力の矢島卓郎(3)と伊藤翔(6)の4人。カッコのなかの数字は昨季のリーグ戦ゴール数だ、マジで。神戸に去ったマルキーニョス(16)の穴を埋めるどころの話ではない。いやあ、今季はゴールが遠そうだっ!
●と嘆息しながらテレビを付けたら、新加入の藤本淳吾と伊藤翔がともにゴールを決めて2-0で大宮に完勝。藤本淳吾のシュートも美しいし、チャンスを生み出した齋藤学のドリブル突破の切れ味も鋭い。そして伊藤翔のゴールは怪物的ミドルシュート。かつて「和製アンリ」と呼ばれたこともあったっけ……。4年間でリーグ戦通算8ゴールだけど、ついに覚醒するのか?

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