Music Unlimited
August 1, 2014

フェスタサマーミューザ2014開催中。インバル&都響へ

フェスタサマーミューザ 2014●30日はフェスタサマーミューザ KAWASAKI 2014でインバル指揮東京都交響楽団(ミューザ川崎)。プログラムはワーグナー「ジークフリート牧歌」とブルックナーの交響曲第7番。今年のサマーミューザは例年にも増してエントリー層を意識したプログラムが多いような気がするけど、都響はがっつり本格派のプログラム。そして平日夜公演にもかかわらず客席は盛況で、熱気が渦巻いていた。渦巻きホールにぐるぐる渦巻く熱気。
●サマーミューザは同じ会場で首都圏の各オーケストラを聴き比べられる(しかも安価に)っていうのがいいんだけど、もうひとつの魅力は多くのオケが当日のリハーサルを公開してくれるところ。この日は本番が19時で、公開リハーサルが15時30分から。リハーサルも見ようと思ったらほぼ午後いっぱいと夜を川崎で過ごすことになるから、相当思い切って時間をとらないといけない。でも、この日も熱心なお客さんが多数つめかけていた。ゲネプロだからさくさくっと終わってしまうこともあれば(この日はそう)、えっ、この段階でそんなことやるの?みたいなこともあったりで、それぞれ。ゲネプロと本番の違いを体感できるのも吉。ただし、ある種の「ネタバレ」は避けられないので、そのつもりで。
●独特のインバル節がところどころ炸裂する、よく鳴る雄渾なブルックナーを満喫。強奏時にも響きの澄明さが保たれているのはさすが。この曲で第1楽章と第2楽章をつなげて演奏したのを初めて聴いた(ゲネプロでも第1楽章を通してから、そのまま第2楽章の頭までをつなげて「確認」していた)。演奏が終わった後の客席のわき方はサマーミューザの雰囲気っていうよりは都響定期の雰囲気だったと思うんだけど、これはすごくよかったのでは。少なからずいたサマーミューザの(特に若い)お客さんが、都響のお客さんたちの発する盛大なブラボーや、楽員が退出した後に拍手が止まずインバルがふたたび登場するソロ・カーテンコールを目にして、「ああ、クラシックのコンサートにもこんな本物の熱狂が存在するんだ」って思ってくれただろうから。

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「今週末、没後140周年記念「ブルクミュラー・フェスティバル」」です。

次の記事は「ミンコフスキ&東京都交響楽団のビゼー」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。