November 10, 2014

パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団など

●7日はサントリーホールでアントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団。ヴェルディの「ルイザ・ミラー」序曲、ドヴォルザークのチェロ協奏曲(マリオ・ブルネロ)、ブラームスの交響曲第2番というプログラム。こういうプログラムでも、このオーケストラらしさは全開。明るい響きと伸びやかなカンタービレで描かれたブラームスは本当に楽しい。実演ではあまりいい記憶がないドヴォルザークのチェロ協奏曲も、ブルネロの渾身のソロと細部まで表情豊かなオーケストラがあいまって、すっかり満ち足りた気分に。前回の来日公演でもまったく同じことを感じたけど、このオーケストラは個々のプレーヤーから「モテたい」オーラがびゅんびゅんと発散されているのが吉。聴かせどころでは腕まくりして「オレがオレが」って前に出てくる感、満載。ソリストのアンコール2曲、オケのアンコール2曲。大盛りあがりで終了。会場は満席ではなかったけど、パッパーノのソロ・カーテンコールに対するブラボーの声の盛大さは最近の公演では随一。愛されてる。
●9日は本当なら横河武蔵野FCのJFL今季最終節に足を運びたかったのだが、天気がもうひとつなのと意外と肌寒いのとで断念。東京の11月上旬に寒いなどと言ってるようではどうしようもないわけだが……。そういえば今年から始まったJ3リーグも結局観戦できないままあとわずか。首都圏でJ3を見ようと思ったら、実は意外と選択肢はいくつもあって、FC町田ゼルビア、SC相模原、Y.S.C.C.横浜の3チームがありうる。どこも行けるといえば行けるし、どこも同じくらい遠いといえば遠い。3チームとも11/23の最終節はアウェイなので、残すは11/16しかない。うーむ。そしてJ3でなんとツエーゲン金沢が優勝してしまいそうなのだがっ!

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