November 13, 2014

ロマンティッシュが止まらない

●12日はサントリーホールで佐渡裕指揮東京フィル。佐渡さんを生で聴くのは久々かも。ハイドンの交響曲第6番「朝」とブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。前半のハイドンは弦楽器8型のコンパクトな編成で軽快。後半のブルックナーは明快で鮮やか。とても共感できる。鬱蒼とした森みたいじゃないブルックナー。白色LEDでくっきりと隅々まで照らしたような健やかなブルックナー。そうそう、こういう神様がいないブルックナーを聴きたかったのでは。好き嫌いが分かれそうなブルックナーだからどうなるかなと思ったけど、客席の反応は良好。ブルックナーを教会から引っ張り出して、天日干しにしてみたい。
●ブルックナーで指揮台でジャンプした指揮者をはじめて見たかも。一瞬、控えめに。
●タワレコだったっけ? かつてブルックナーのCDに「神が見える!」の手書きPOPを添えたのは。あれは秀逸だった。16bitで量子化された神。

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