January 20, 2015

ノセダ、ロマノフスキー、アジア・カップ2015

●先週のコンサートだけど備忘録的に。16日はノセダ指揮N響(NHKホール)。イタリア人ながらオール・ロシアものというノセダならではのプログラム。組曲「展覧会の絵」は最近&これからなぜか東京で演奏頻度が高い曲目。ラヴェル流の洗練と精緻さに焦点を当てるのではなく、その向こう側にあるムソルグスキーの土俗性をぐいっと引っぱり出して見せるような濃厚な演奏だった。
●17日は彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールでアレクサンダー・ロマノフスキーのリサイタル。少し遠いがこのホールは好き。なぜかいつも与野本町と大宮とどちらが手前かわからなくなる。埼京線に乗って、与野本町に行くのはコンサート、大宮に行くのはサッカー。前半ベートーヴェン、後半ショパンというプログラムで、予想以上に後半の比重を大きく感じたというか。アンコールは盛りだくさんで、ショパン「革命」、バッハ~ジロティ編曲の前奏曲 ロ短調 BWV855(平均律第1巻の曲)、スクリャービン「12の練習曲」より第12番嬰ニ短調、ショパンの夜想曲第20番(遺作)、バッハ~ユシュケヴィチ編曲の「バディヌリ」。ジロティ編曲の容赦のないロマン性が強烈。ユシュケヴィチ編曲は爽快。都内での公演はこれから23日、紀尾井ホールで。
●今回のアジア・カップ2015、グループリーグはニッポン代表を含む残り2戦となったが、なんとこれまでの22戦で引分けが一試合もない! 一般にサッカーの引分け確率は25%程度であるから、22試合で引分けが一試合もない確率は0.75^22ということで0.18%ほどしかない……と、言いたいところだが、これはJリーグやプレミアリーグのように同一リーグでの話。アジア・カップのグループリーグはチーム間の実力差はもう少し大きいと思われるので、引分け確率は違ってくるだろう。しかし、それにしても勝敗が決まりすぎててサッカーらしくないというかなんというか。

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